2016年10月18日、韓國の與黨セヌリ黨の前代表を務めた金武星（キム?ムソン）議員が、9月に地震に襲われた韓國屈指の観光地?慶州について、「全域が地震地帯」の日本を比較対象に挙げ安全性を強調した。韓國?ニュース1などが報じた。

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金氏はこの日、「揺らぐ朝鮮半島、われわれの安全は」をテーマに國會で開かれた討論會に出席した。この中で金氏は「政府の対策不足でさまざまなうわさまで飛び交い、慶州は観光客がいなくなるという、より大きな余震に悩まされている」と発言、「常に地震と共にある日本には行くのに慶州に行かないのは正常ではない」として、旅先に日本を選択する國民を批判した。

また金氏は、9月以降続く地震の震源が韓國の原発密集地域に近く、國民の間で原発事故への不安が高まっていることに觸れ、「もしこれ（原発が地震により爆発するとの不安）が事実なら対策を確実に講じなければならない」と述べた。そしてここでも日本を例に「（日本では）一度も地震で（原発の）稼働中斷や事故が起こったことはない」とし、福島第1原発の事故原因は「地震ではなく津波だった」と説明した。

こうした発言をめぐり、韓國のネットユーザーからは多數のコメントが寄せられている。

「ふざけたことを。どこに行こうがそれぞれの勝手でしょ」

「日本は耐震もしっかりしてるよ」

「そもそも庶民は海外旅行に行けない。一日でも欠かさず働かないと食べていけないんだ。海外旅行なんて金持ちだけができる話」

「なぜ津波が起こったのか知らないの？」

「原発事故が地震じゃなくて津波のせいなら、建物が倒れるのだって地震じゃなくて揺れのせいだろ」

「率先垂範してどうぞ慶州に引っ越しを」

「日本は韓國より大きい地震がしょっちゅうあっても、韓國のように無責任?無能ではない」

「日本は地震に対する安全性が確保されているよ。韓國は？セウォル號を見れば分かる」

「この國に正常なものがあるとでも？」

「慶州は見て楽しめるものがないから行かないだけ。旅行は愛國心で行くものじゃない」（翻訳?編集/吉金）