2016年4月21日、またも地震が襲來(lái)した。日本の製造業(yè)は驚きに包まれるも、大きな危機(jī)には陥っていないようだ。今回九州地方で発生したマグニチュード7．3の地震は多くの尊い命を奪い、ソニーやトヨタといった企業(yè)を含む日本の製造メーカーも生産の臨時(shí)停止を余儀なくされた。注目すべきは、1995年の阪神淡路大震災(zāi)の規(guī)模に相當(dāng)する地震が発生したにも関わらず、人や財(cái)産の被害は比較的小さく、日本製造業(yè)の地震対策の功績(jī)は計(jì)り知れないものがあるといえる。北京商報(bào)が伝えた。

今回の地震の震源となった熊本市は日本の製造業(yè)の密集地の一つで、大規(guī)模な半導(dǎo)體工業(yè)地帯となっており、三菱、ホンダ、トヨタといった自動(dòng)車メーカーの工場(chǎng)が林立している。地震発生を受けて各工場(chǎng)は被害の確認(rèn)を追われ、続々と非常體制を敷いた。

自動(dòng)車産業(yè)以外にも、ソニーをはじめとする電子機(jī)器製造業(yè)も被害を免れてはいない。地震発生後、長(zhǎng)崎県と大分県に位置するソニーのイメージセンサー工場(chǎng)は順次生産を再開しているが、熊本工場(chǎng)は依然一時(shí)停止?fàn)顟B(tài)だ。同社のセンサー技術(shù)はアップル社のiPhoneといった各種スマートフォンのカメラに幅広く利用されているため、各攜帯メーカーも生産に大きな打撃を受けている。モルガン?スタンレーのアナリストは「iPhone7」の発表が延期される可能性もあると分析している。

地震多発國(guó)?日本の相當(dāng)數(shù)の企業(yè)が、地震対策の問(wèn)題では「プロフェッショナル級(jí)」といえる。ルネサスエレクトロニクス（フラッシュマイコン製造メーカー。車載半導(dǎo)體で世界トップシェアを誇る）を例に挙げると、2011年の東日本大震災(zāi)発生後生産停止を余儀なくされ、これを受けて名古屋から米アラバマ州の自動(dòng)車工場(chǎng)までのすべてのサプライチェーンが寸斷され、損失額は562億円に上った。しかし、同社は「過(guò)去の戒め」を胸に工場(chǎng)建築物の耐震強(qiáng)度を強(qiáng)化、今回の地震では熊本県內(nèi)の工場(chǎng)は臨時(shí)閉鎖したものの、一定量の在庫(kù)が確保できたため運(yùn)営が中斷されることはなかった。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/MI?編集/武藤）