Record China 2016年7月29日(金) 6時30分
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27日、韓國が米國のTHAAD配備を決めたことで中韓関係が冷え込み、樸槿恵大統(tǒng)領(lǐng)の外交戦略が行きづまっている。資料寫真。
2016年7月27日、中國青年報によると、韓國が米國の高高度防衛(wèi)ミサイル(THAAD)配備を決めたことは「新たな冷戦」の重大なシンボルだとして、その配備について韓國國內(nèi)でも議論が過熱している。
韓國政府はなぜ國內(nèi)での見解相違や中國やロシアの反対を押し切ってまでTHAAD配備を突然決めたのか。その理由として次の4點が挙げられる。
1.米國の圧力
樸槿恵(パク?クネ)政権は、北朝鮮問題では常に米國と同調(diào)し、日韓関係では米國の圧力に屈したが、慰安婦問題やアジアインフラ投資銀行(AIIB)への參加、中國の閲兵式への出席などでは米國に背反。しかし、THAAD問題では米國の圧力に屈した。
2.國內(nèi)の政治的利益からの必要性
総選挙で與野黨が逆転し、國內(nèi)世論の圧力が高まっている。THAAD配備を決めることで、政治的支持を回復できると考えた。
3.韓國政府の判斷ミス
中韓関係、特に経済?貿(mào)易関係には影響しないと考えた。黃教安(ファン?ギョアン)首相も「中韓関係はすでに高度に結(jié)びついている」と國會で語っていた。
4.時期を見誤った
南シナ海問題で難しい時期にTHAAD配備を決めれば、余裕のない中國からの圧力を抑止できると考えた。
韓國のTHAAD配備は戦略上の自殺行為に等しく、今後の韓國の命運を決めるターニングポイントになった。韓國は地政學的には大陸勢力と海洋勢力の衝突地になることを避けるべきだ。中韓関係においては、経済的に中國への依存が高まる韓國にとって、関係悪化は大きなマイナスを生むことになる。
米韓がTHAAD配備を発表したのを境に、中韓関係にはすでに微妙な変化が生じている。樸大統(tǒng)領(lǐng)が中國指導者に電話で説明したいと申し出たところ、中國側(cè)から拒絶された。中國の李克強(リー?カーチアン)首相は7月中旬にモンゴルで行われたアジア歐州會議(ASEM)首脳會議に出席した際、各國首脳と會談したが、樸大統(tǒng)領(lǐng)とは會談しなかった。
韓國の安全戦略は米國の戦車の上に、経済戦略は中國の列車の上に成り立っており、その両者とも相いれない構(gòu)造的な矛盾を抱えている。短期的には問題なくとも、長期的には必ず衝突する。樸大統(tǒng)領(lǐng)の外交戦略はすでに行きづまり、韓國は誤った方向へ進んでいる。悲劇的な歴史が繰り返される可能性もある。(翻訳?編集/岡田)
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