Record China 2016年5月17日(火) 5時20分
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馮寄臺?中國信託商業(yè)銀行最高顧問?元駐日臺北経済文化代表処代表は「過去7?8年、馬英九政権の下で、両岸(中臺)関係が良好だったから臺灣と日本は最も密接な関係を保つことができた」と指摘。日臺関係の良好な関係維持は両岸関係にかかっていると強調(diào)した。
臺灣では5月20日、馬英九?國民黨政権から蔡英文民進黨政権に交代する。これを前に、政官財言論界の有力者6人にインタビューした。馮寄臺?中國信託商業(yè)銀行最高顧問(外交関係)?元駐日臺北経済文化代表処代表は「過去7?8年、馬英九政権の下で、両岸(中臺)関係が良好だったから臺灣と日本は最も密接な関係を保つことができた」と指摘。日臺関係の良好な関係維持は両岸関係にかかっている、として、「蔡英文政権はこのことを肝に銘じなければならない」と強調(diào)した。(聞き手?ジャーナリスト相馬勝)
――これまでの日臺関係をどうみますか?
馮寄臺氏=日本は1972年に臺灣と斷交してから、臺灣との関係は良くなかった。民間との関係になってしまいました。その後、臺灣の場合、日本の外務省など政府高官などと會うのは難しくなってしまいました。これは日本政府としては、中國政府が唯一の政府との立場をとっているからです。
しかし、世論調(diào)査では日本人が最も好きな國は臺灣です。臺灣人が最も好きな國は日本という結(jié)果が出ています。だが、臺灣と日本との関係はそんなに密接ではありませんでした。國民の感情は良かったのですが、関係は良くなかったのです。どうしてかというと、日本は臺灣と付き合うとき、同時に中國を見ているからです。これは他の國々も同じだ。臺灣と付き合うとき、中國の動向を気にしています。ただ、日本の場合は、中國を重視するレベルは他の國以上ですから、臺灣と日本の関係はそれほど親密ではなかったのです。
それが、2008年に馬英九氏が総統(tǒng)になってから、変わり始めました。なぜかというと、両岸(中臺)関係が改善し始めたからです。両岸関係は対日関係にとって重要な要素だからです。我々が庶民レベルでお互いにどんなに好きでも、日本側(cè)は中國を見て、臺灣と距離を置くようになっていました。だが、両岸関係の和解で、日本側(cè)はほっとして、臺灣と付き合うことができたのです。
――なるほど。馬英九政権は中國との関係改善を大膽に進めてきたからですね。
馮寄臺氏=そうです。ですから、この過去7?8年は馬英九政権の下で、臺灣と日本は最も密接な関係を保つことができました。どうしてかというと、両岸関係が良好だったからです。これが政治の現(xiàn)実です。両岸の和解で日本と臺灣の関係がこんなに良くなったのです。
馬総統(tǒng)以前の李登輝、陳水扁という2人が総統(tǒng)だった20年間はというと、両岸関係は良くなかったのです。私が馬総統(tǒng)に任命されて臺北駐日経済文化代表処代表として、日本に駐在した4年間(2004?08年)、數(shù)字は覚えていませんが、臺灣と日本が調(diào)印した協(xié)定は一番多かったのです。そして、その協(xié)定も重要なものばかりでした。例えば、日臺漁業(yè)協(xié)定や投資保証協(xié)定、航空協(xié)定、臺灣の故宮博物院の日本での特別展開催、日臺間でのワーキング?ホリデービザ制度創(chuàng)設、代表処の札幌事務所の設立などです。
――本當に日臺間にとって重要な協(xié)定ばかりですね。
馮寄臺氏 しかも、これらの協(xié)定は、極めて親日的だった李登輝、陳水扁の両総統(tǒng)が最も結(jié)びたかった協(xié)定ばかりでした。彼らがやりたかったことを馬英九政権の下で、私がやったのです。私がこれだけの業(yè)績を上げることができたのは、もちろん日臺関係が良好なことが前提ですが、これに加えて、臺灣と中國との『両岸関係』が順調(diào)だったことが極めて重要な要素となったのです。
――とはいえ、馬英九政権はそれほど日本寄りではないとの印象が強いですね。
馮寄臺氏 馬英九総統(tǒng)について、日本では一部で『反日、親中』と言われていますが、それは違います。日本については親日的ですが、決して親中派ではありません。日本や米國など多くの國家は臺灣よりも中國との関係を重視しています?!褐袊膜辍护妊预铯欷胜椁?、馬総統(tǒng)が対中関係を改善したのは、日米を含む臺灣の國際環(huán)境を整えるためでした。なぜならば、日本と臺灣の関係、あるいは米臺関係など、臺灣を取り巻く國際関係は、すべからく中國によって左右されてしまうからです。
――馮先生ご夫妻は天皇陛下ご夫妻ともお會いになっていますね。
馮寄臺氏 そうです。私が日本にいたときの最も素晴らしい思い出です。忘れもしない2012年4月19日、東京?元赤坂の赤坂御苑で開催された天皇、皇后両陛下主催の「春の園遊會」に招かれました。天皇陛下は11年の東日本大震災に際し、臺灣から日本へ寄せられた支援に対し、感謝の言葉を述べられました。また、皇后陛下も英語で家內(nèi)とお言葉を交わされたのです。
1972年の臺灣と日本の斷交後、臺灣の代表が初めて天皇、皇后両陛下とお會いすることができたのです。これは日本の外務省が手配してくれました。両岸関係が良好だから、日本側(cè)が中國の反応を気にすることなく、実現(xiàn)できたのです。日臺関係の良好な関係維持は、両岸関係にかかっていると言っても過言ではありません。今後発足する蔡英文政権はこのことを肝に銘じなければなりません。
<3/6>に続く
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