2016年7月21日、スペインの通信社EFEは、中國政府が農(nóng)村から都市への人口流動の減少傾向を解消する目的で、戸籍制度の改革を行っていると報じた。23日付で參考消息網(wǎng)が伝えた。

中國の現(xiàn)行の戸籍制度は1950年代末に確立され、時代とともに徐々に緩和されてきた。だが、現(xiàn)在直面している國內(nèi)の人口流動の減少や、都市部の未入居不動産など一連の問題への対応のため、戸籍制度の改革を進め、農(nóng)村から都市への移民を奨勵している。

政府の公式な統(tǒng)計によると、15年に農(nóng)村から都市への人口流動の増加幅はわずか2％で、數(shù)年前と比べ明らかに減少している。中國政府は、安価な製造業(yè)中心の経済から、付加価値の高いサービス産業(yè)中心の経済へと構(gòu)造転換を図ろうとしているが、農(nóng)村からの人口流動減少が、政府の構(gòu)想の足かせになっている。

農(nóng)村人口の都市部への流入は、「改革開放」以降30年間にわたって、中國の経済成長を支えてきた。世界銀行（WB）の統(tǒng)計によると、1980年代の「中國の奇跡」と呼ばれた急激な経済成長時期に、2億7000萬人の人口流動があったという。農(nóng)村から多數(shù)の人々が都市部に移動し、出稼ぎによって農(nóng)業(yè)を上回る?yún)毪虻盲毪瑜Δ摔胜盲俊?/p>

しかし、経済成長とともに、戸籍制度は多くの社會的問題をもたらすこととなった。都市と農(nóng)村の間の格差や、出稼ぎ労働者が都市部で得られる社會的権利の制限、さらに子どもを農(nóng)村に置き去りにして出稼ぎに行く親が後を絶たず、6000萬人を超える「留守児童」も生み出されている。（翻訳?編集/岡田）