＜シリーズ?少數(shù)民族のふるさとを訪ねて3＞清らかな水のチャン族のふるさと?四川省九寨溝

1992年、世界自然遺産に登録された九寨溝は、四川省北部のガパ?チベット族チャン族自治州にある渓谷である。72平方キロメートルの原始林を背景に、大小100の湖沼、渓流や滝が棚田狀に連なっており、日中は一面エメラルド?ブルーに、日暮れはオレンジに輝く。この寶石のような湖沼は、透明度30mの澄んだ水と石灰?guī)r質(zhì)のカルスト地質(zhì)が合わさることによって、鮮やかな色彩を放っている。底に沈む樹(shù)木までが一片の曇りもなく見(jiàn)える美しさは、まさに神秘的の一言に盡きる。

【その他の寫(xiě)真】

海抜2000?3400mのこの地域は、チャン族やチベット族などの少數(shù)民族が住んでおり、その獨(dú)自の風(fēng)俗がこの美しい景観に異國(guó)風(fēng)情を添えている。また、この地域はパンダやキンシコウの主な生息地としても有名であり、國(guó)內(nèi)有數(shù)の漢方薬材の原産地でもある。

この類まれなる絶景のなかに暮らすチャン族は、人口30萬(wàn)ほどが、九寨溝をはじめとする四川省北部に集中して住んでいる。かつては周辺の異民族への警戒から、自らの言語(yǔ)や文化をかたくなに守ってきた遊牧民族の末裔である。3000年前の殷代の甲骨文字にも記載があり、遠(yuǎn)く青海省や中原から移り住んできたという。

山奧にひっそりと暮らす純樸なチャン族は2年前、一躍腳光を浴び、全國(guó)に知られることとなった。チャン族出身のネットアイドル「天仙妹妹」が出現(xiàn)したのある。ある旅行者が、そのあまりの美しさに思わずシャッターを切ったという彼女の姿。その清楚で凜としたたたずまいが、文明に汚されないチャン族の誇りを象徴するようだ。本記事は、全8回シリーズの第3回。(翻訳?編集/愛(ài)玉)