Record China 2016年5月14日(土) 15時(shí)50分
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中國(guó)が海洋進(jìn)出を図る南シナ海が、日中間の新たな火ダネになっている。日本は「一方的な現(xiàn)狀変更は認(rèn)められない」と主張。これに対し、中國(guó)は「対抗意識(shí)を捨てるべき」と反発している。資料寫(xiě)真。
2016年5月13日、中國(guó)が広範(fàn)な領(lǐng)有権を一方的に主張して軍事拠點(diǎn)化を進(jìn)める南シナ海が、日中両國(guó)間の新たな火ダネになりつつある。5月の連休期間中、歐州や東南アジア各國(guó)を歴訪した安倍晉三首相や岸田文雄外相は「一方的な現(xiàn)狀変更は認(rèn)められない」と中國(guó)を非難。中國(guó)側(cè)は「日本は対抗意識(shí)を捨てるべき」などと反発を強(qiáng)めている。
英國(guó)のキャメロン首相との會(huì)談で、安倍首相は南シナ海問(wèn)題についても意見(jiàn)交換。昨年11月、20カ國(guó)?地域(G20)首脳會(huì)合出席のためトルコを訪問(wèn)した際、安倍首相はキャメロン首相との會(huì)談で海洋進(jìn)出を図る中國(guó)について「中國(guó)の一方的な活動(dòng)は継続しており、國(guó)際社會(huì)が連攜した対応が必要だ」と強(qiáng)調(diào)した。今回も同様の説明をしたとみられる。
ドイツのメルケル首相との共同記者會(huì)見(jiàn)でも安倍首相は中國(guó)を念頭に、「一方的な力による現(xiàn)狀変更の試みは法の支配といった普遍的な価値に基づく國(guó)際秩序への挑戦であり、受け入れられない」と指摘。メルケル首相も「中國(guó)というのは遠(yuǎn)い所であるが、ロシアやウクライナの問(wèn)題が日本に影響しているのと同じだ。これは対岸の火事ではない」などと応じた。
岸田外相は南シナ海をめぐり中國(guó)と対立しているベトナムのフック首相との會(huì)談で、「一方的な現(xiàn)狀変更は國(guó)際社會(huì)共通の懸念である」との認(rèn)識(shí)で一致。東南アジア諸國(guó)連合(ASEAN)加盟國(guó)が南シナ海問(wèn)題で足並みをそろえるのが重要であることも確認(rèn)した。
さらに、ミン副首相兼外相との會(huì)談では、ベトナムの海上警備能力を高めるため、日本から新造巡視船の供與に向けた調(diào)査を加速すると約束。ベトナムの海上警察の人材育成を進(jìn)める方針も伝え、両國(guó)の防衛(wèi)協(xié)力拡大でも一致した。
岸田外相はタイ訪問(wèn)でもドーン外相との會(huì)談で、南シナ海に言及。中國(guó)による大規(guī)模な埋め立てや拠點(diǎn)構(gòu)築などの動(dòng)きについて、一方的な現(xiàn)狀変更の試みだとして懸念を表明した。
これに対し、中國(guó)の王毅外相は岸田外相の東南アジア歴訪に先立つ日中外相會(huì)談で「日本は対抗意識(shí)を捨て、地域の平和?安定の維持に盡力すべきだ」などと反発、「中國(guó)に領(lǐng)有権がある」と改めて主張した。中國(guó)外交部國(guó)境海洋事務(wù)局の歐陽(yáng)玉靖局長(zhǎng)も、今月26日から開(kāi)催される主要國(guó)首脳會(huì)議(伊勢(shì)志摩サミット)で、南シナ海問(wèn)題が議論される見(jiàn)通しであることに觸れて「中國(guó)とASEANが行っている努力を尊重するよう望む」と述べ、サミットの議長(zhǎng)國(guó)を務(wù)める日本などを強(qiáng)くけん制した。
南シナ海に関しては、フィリピンが申し立てた常設(shè)仲裁裁判所(オランダ?ハーグ)の判斷が近く下されるとみられる。申し立てについて、歐陽(yáng)局長(zhǎng)は「中國(guó)とフィリピンの関連の爭(zhēng)いについて仲裁裁判所は管轄権を持たない。仲裁案は最初から違法で、どんな結(jié)果であろうと中國(guó)は受け入れないし、認(rèn)めない」との主張を繰り返した。領(lǐng)有権爭(zhēng)い解決のめどが全く立たない中、日中の対立はますますエスカレートしそうな雲(yún)行きだ。(編集/日向)
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八牧浩行
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