日本人の先生が「余計(jì)なこと」をするので、私たちも先生に「余計(jì)なこと」をしてあげたい―中國人學(xué)生

日本僑報(bào)社    2016年5月14日(土) 7時(shí)50分

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大學(xué)で日本語を?qū)Wぶ人も少なくないが、留學(xué)の機(jī)會がない多くの學(xué)生にとっては、大學(xué)で出會う日本語教師が初めて見る日本人だというケースも多い。四川外國語大學(xué)の宋文妍さんは、自身の日本人の先生について、作文に記している。資料寫真。

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日本語を?qū)Wぶ外國人は世界に400萬人おり、中國人が最多だと言われている。大學(xué)で日本語を?qū)Wぶ人も少なくないが、留學(xué)の機(jī)會がない多くの學(xué)生にとっては、大學(xué)で出會う日本語教師が初めて見る日本人だというケースも多い。日本語教師は単に語學(xué)を教えるだけでなく、日本を代表している存在だとも言えるのではないか。四川外國語大學(xué)の宋文妍さんは、自身が出會った日本人の先生について、作文に次のように記している。

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「先生、それは何?」。私は先生のお宅を訪ねた時(shí)、積み重ねてあったファイルを指さして聞いた?!袱长欷稀⑷毡菊Z學(xué)校や日本の大學(xué)のパンフレットだよ」と先生は答えた?!赶壬宪灺殼工毪??」と聞くと、「君はそんなに僕の事が嫌いなの?早く転職してほしいんだ?」とニコニコしながら答えた。

私の學(xué)部には、日本人の先生は3人いらっしゃる。その中の1人の「すごい先生」は、學(xué)生の「情報(bào)センター」も擔(dān)當(dāng)している。學(xué)生のうわさ話から、進(jìn)學(xué)や就職、留學(xué)の事など、この先生に聞けば手に入らない情報(bào)はない。外國人教師なのに、學(xué)部にいる中國人の先生の誰よりも學(xué)生一人一人のことを把握していて、本當(dāng)に頼りになる先生だ。

この先生のすごいところがもう一つある。それは、學(xué)生に対してはよくご馳走しているのに、自分に対して全くお金を掛けないことだ。食事も簡単に済ませているし、攜帯電話が壊れても、買い換えたり、修理に出したりもしない。それには理由がある。先生は、いつも日本に帰國したら、全國に留學(xué)している教え子たちを訪ね回る。中國の給料で働いているため、物価の高い日本を旅行するのは大変だ。私の大學(xué)と提攜を結(jié)んでいる日本語學(xué)校や大學(xué)はたくさんある。そこに留學(xué)したい學(xué)生たちのために、交通費(fèi)も宿泊費(fèi)も全て自分のお金で、毎年、日本各地を回り、學(xué)校や留學(xué)している學(xué)生から狀況を聞いて、後輩たちにその情報(bào)を教えてくれる。

私は以前、「なぜそこまでしているのですか」と聞いてみたことがある。すると先生は、「一生懸命頑張っている學(xué)生たちの力になりたいからです」と答えた。これらは「余計(jì)なこと」のように感じるが、先生は學(xué)生から依頼されたら斷ることができない性格のようで、どんなことでも引き受けてしまう。授業(yè)やスピーチ原稿の添削、発音練習(xí)はもちろん、學(xué)生たちの進(jìn)路相談や留學(xué)の手伝い、さらにすでに社會人になった教え子からの仕事の手伝いなど、とにかく何でも引き受けてしまう。睡眠時(shí)間を削り、自分のお金を掛けてでもである。

先生の「余計(jì)なこと」は、私たち學(xué)生にとっては本當(dāng)にありがたいことで、言葉で言い表せないほど學(xué)生の皆が感謝している。しかし、いつも私たちはその先生に世話になってばかりいるので、たまには私たちも先生に「余計(jì)なこと」をしてあげなくては、と思っている。先生は今年で42歳になるのに、いまだに獨(dú)身なのである。彼女すらいない。そこで私は考えた。実は、私には未婚のきれいな姉がいるのだが、今度、先生にその姉を紹介してあげようかと思っている。しかし、そんなことをしたら「余計(jì)なことだ」と言われて、怒られてしまうかもしれない。私だけでなく、多くの學(xué)生が先生に「余計(jì)なこと」をしてあげたいと思っている。先生、たまには自分のことも考えてください。(編集/北田

※本文は、第十一回中國人の日本語作文コンクール受賞作品集「なんでそうなるの?中國の若者は日本のココが理解できない」(段躍中編、日本僑報(bào)社、2015年)より、宋文妍さん(四川外國語大學(xué))の作品「わたしの先生はすごい」を編集したものです。文中の表現(xiàn)は基本的に原文のまま記載しています。なお、作文は日本僑報(bào)社の許可を得て掲載しています。

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