＜シリーズ?少數(shù)民族のふるさとを訪ねて6＞自然を凌駕する美しさのハ二族のふるさと?雲(yún)南省元陽(yáng)県

1萬(wàn)2600haという中國(guó)最大の棚田を抱える雲(yún)南省?紅河西流域の元陽(yáng)県。標(biāo)高差1500m、上から下まで徒歩で4時(shí)間という斜面に3000段、合計(jì)數(shù)百萬(wàn)という田んぼが拓かれている。これは1300年前よりコツコツと切り拓かれてきた赤米(古代米の一種)の田んぼで、自然の造形美をも凌駕するほどの迫力をもって私たちの眼前に迫ってくる。海抜1400?2000mの霧と雨の多いこの地區(qū)は、稲作に適した土地柄として唐の時(shí)代から有名であった。棚田は覇達(dá)(バーダー)、多依樹(ドーイーシュー)、孟品 (モンピン)と3つの風(fēng)景區(qū)に分かれており、日の出や夕暮れ時(shí)には絶好の撮影スポットとなっている。

【その他の寫真】

人力を盡くした壯観な棚田群は、かつて遊牧民族だった少數(shù)民族のハニ族が、戦亂に破れてこの険しい土地に逃げ込んだのが開(kāi)墾の始まりである。世界的にも稀に見(jiàn)る標(biāo)高と険しさ、また大きさと段數(shù)を誇る棚田は「ハニ族の雲(yún)の梯子」とも呼ばれ、賞賛されている。

元陽(yáng)県の人口35萬(wàn)人の半數(shù)を占めるハニ族は、雲(yún)南省西南部を中心に144萬(wàn)人が居住している。雲(yún)南省では三番目に人口の多いハニ族は、結(jié)婚前の自由戀愛(ài)が認(rèn)められ、華やかな青春を謳歌することでも知られる。また、食べることが大好きで、主食の米を中心にさまざまな肉料理や発酵食品、はては蟲までも料理にして食べてしまう。そのごちそうの數(shù)々は五穀豊穣を願(yuàn)うまつり「長(zhǎng)街宴」にも見(jiàn)られる。村のメインストリートに無(wú)數(shù)の機(jī)を並べ、數(shù)百人が列を成して宴に興じる様は、通りすがりの旅人をも存分に楽しませてくれる。本記事は、全8回シリーズの第6回。(翻訳?編集/愛(ài)玉)