Record China 2016年5月20日(金) 7時50分
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18日、敦煌の莫高窟は観光スポットとして人気になっているが、観光客の急増で窟そのものや壁畫の狀態(tài)が悪化している。
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2016年5月18日、中國紙?參考消息(電子版)によると、中國?敦煌にある世界遺産?莫高窟(ばっこうくつ)に描かれた壁畫はこれまでの100年で自然環(huán)境や経年によって劣化が進んできたが、近年は観光客の出入りが激しくなったことにより、窟內(nèi)の環(huán)境が変化し、窟そのものや壁畫の狀態(tài)が悪化している。
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ワシントン?ポストによると、2015年に莫高窟を訪れた観光客は110萬人で、前年と比べても40%余り増加した。その大部分は國內(nèi)観光客。中國では富裕層の増加で國內(nèi)の観光産業(yè)が盛んになっており、莫高窟のような仏教蕓術(shù)に関する関心も高まっている。
しかし、大量の観光客が訪れるようになり、人の出入りが増えたことで、窟內(nèi)の溫度や濕度が頻繁に変化するようになった。また、人の身體に付著している微生物が窟內(nèi)に繁殖するなど、文化財を取りまく環(huán)境に大きな影響を與えている。
莫高窟の管理と保護、修復などを行っている敦煌研究院の王旭東(ワン?シュードン)院長は、窟內(nèi)拝観者を1日3000人に制限しようとしたが、観光客をさばききれず、6000人に緩和したものの、観光シーズンの7?10月にはさらに多くの人々が訪れると話す。
また、カメラのフラッシュは文化財の損傷を加速させることから、窟內(nèi)での撮影は禁止されているが、観光客の中には無視して撮影する人も少なくないという。
米國の文化財保護専門家は、敦煌市の経済は莫高窟に依存したものになっており、観光客數(shù)を制限すれば失業(yè)者を出すことになってしまい、莫高窟は商業(yè)主義の弊害にさらされていると指摘した。(翻訳?編集/岡田)
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