中國人観光客が減少した香港とは対照的に、シンガポールが今年1-2月に受け入れた中國人観光客の數(shù)は前年同期に比べ34％増えた。シンガポールは香港に取って代わる、中國人の新たな「高級品購入先」と目されている。

18日付の中國新聞網(wǎng)が英紙フィナンシャル?タイムズの報道として伝えたところによると、高級ブランド各社もシンガポールでの布陣を強化しており、エルメスは店舗面積を670平方メートルに拡充。同ブランドの責(zé)任者はシンガポール市場について「東西の間に位置する、世界で最も素晴らしい貿(mào)易拠點の1つ」と評価した。このほか、時計のパテック?フィリップもシンガポールの店舗をリニューアルし、ダウンジャケットのモンクレールは昨年、店舗を開設(shè)したという。一方、中國人観光客の減少で小売業(yè)界の低迷が叫ばれる香港では、大手寶飾店の周大福が年內(nèi)に香港の6店舗を閉鎖する方針を打ち出した。

クレディ?スイスのアナリストは「2016年にシンガポールを観光で訪れる人の數(shù)は延べ1600萬人に達する」との見通しを示し、「（観光業(yè)界にとって）記録的な一年になる」と指摘している。（翻訳?編集/Yamaguchi）