＜南海1號＞「一攫千金を狙え！」臺灣海峽漁民、沈沒船の“お寶探し”に意欲―中國

2007年12月24日、臺灣海峽と南海海域は、“お寶”が最も眠っている海域の1つといわれており、これまでに2000隻以上の沈沒船が発見されているという。香港の「文匯報(bào)」が伝えた。

【その他の寫真】

臺灣海峽は古來より外國貿(mào)易との重要な航路で「海のシルクロード」の出発點(diǎn)と稱され、外國の貨物船はこの海域を利用するが、沈沒する船も多かった。これを裏付けるかのように、1980年以降「南海1號」「碗礁1號」「光華礁1號」「阿波丸號」「將軍1號」などの沈沒船が多數(shù)発見されている。

また、沈沒船より発見された文物の中には、藍(lán)色の花に9匹の龍をほどこした壺、光武帝が使用した紅色の浴槽がオークションに出品され、それぞれ600萬HKドル（約8720萬円）、720萬HKドル（約1億464萬円）の高値で取り引きされている。

しかし近年、一攫千金を狙おうと福建省沿岸住民をはじめ、浙江省や広東省から“お寶探し”に來る人も少なくないという。彼らもこれまでの「個(gè)人」から「組織」へと規(guī)模を拡大し、小型潛水艇で寶物を探す手口も高度化している。

中國の法律では、海に眠っている文物は國家の財(cái)産であり、個(gè)人が勝手に文物を探すことは違法行為としている。にも関わらず、目先の利益を求める漁民の違法行為が後を絶たないという。

最近では、海南省西沙群島海域で「光華礁1號」が発見されたが、何者かによって多くの文物が持ち去られるという殘念な事件が起きた。（翻訳?編集/FK）