2016年5月25日、安倍晉三首相とオバマ米大統(tǒng)領(lǐng)は三重県志摩市內(nèi)で會談し、在日米軍基地が集中する沖縄の負(fù)擔(dān)軽減に向け努力することで一致した。沖縄県で米軍屬の男が女性を遺棄した疑いで逮捕された事件を受け、安倍首相は會談後の共同記者會見で、日本の首相として斷固抗議したことを表明。オバマ大統(tǒng)領(lǐng)は「心から哀悼の意を申し上げた」と述べた。

記者會見で、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)は米國がベトナムへの武器供與などで合意したことについて「中國への挑発ではない」と強調(diào)、「中國とベトナムが南シナ海の領(lǐng)有権問題などで平和的に解決することを歓迎する」と語った。

安倍首相は「中國の平和的な臺頭を歓迎する」と述べたものの、同國の海洋進出について「國際法にのっとるべきで力による現(xiàn)狀変更は認(rèn)められない」と牽制した。（八牧浩行）

■筆者プロフィール：八牧浩行

1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務(wù)取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務(wù)めたほか、歐州、米國、アフリカ、中東、アジア諸國を取材。英國?サッチャー首相、中國?李鵬首相をはじめ多くの首脳と會見。東京都日中友好協(xié)會特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著?共著に「中國危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外國為替ハンドブック」など。趣味はマラソン（フルマラソン12回完走＝東京マラソン4回）、ヴァイオリン演奏。