2016年5月27日、主要7カ國(guó)（G7）首脳會(huì)議（伊勢(shì)志摩サミット）は、世界経済や外交に関する首脳宣言を採(cǎi)択して発表した。中國(guó)による南シナ海への進(jìn)出を念頭に、（1）國(guó)家が國(guó)際法に基づく主張を行う(2)力や威圧を用いない（3）法的手続きを含む平和的な手段による紛爭(zhēng)解決を追求する―の3點(diǎn)を明記した。

世界経済に関しては「回復(fù)は続いているが、成長(zhǎng)は引き続き緩やかでばらつきがある」「世界経済の下方リスクが高まっている」と懸念?！父鲊?guó)の狀況に配慮しつつ、経済政策による対応を協(xié)力して強(qiáng)化する」と強(qiáng)調(diào)した上で、各國(guó)が金融、財(cái)政、構(gòu)造政策を強(qiáng)化する決意を表明した。

北朝鮮問(wèn)題では核実験や弾道ミサイル発射について「最も強(qiáng)い表現(xiàn)で非難する」と強(qiáng)調(diào)。國(guó)際社會(huì)に対し、國(guó)連安全保障理事會(huì)が採(cǎi)択した北朝鮮への制裁決議を完全に実行することを求めた。

ウクライナ問(wèn)題ではロシアによるウクライナ?クリミア半島併合について、改めて非難を表明し、ロシアへの制裁を再確認(rèn)。すべての當(dāng)事者に対して、停戦に関するミンスク合意の順守を求めた。

過(guò)激派組織「イスラム國(guó)」（IS）などへのテロ対策では「主導(dǎo)的な役割を果たす」とし、航空會(huì)社による搭乗者名簿の記録などを各國(guó)で共有し、テロリストの入國(guó)を未然に防ぐことを盛り込んだ。難民問(wèn)題では「第2次世界大戦以降最大の水準(zhǔn)」との認(rèn)識(shí)を示し、紛爭(zhēng)予防や貧困対策、また中東周辺の難民受け入れ國(guó)への支援の充実化を図ることになった。（八牧浩行）

■筆者プロフィール：八牧浩行

1971年時(shí)事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長(zhǎng)、常務(wù)取締役編集局長(zhǎng)等を歴任。この間、財(cái)界、大蔵省、日銀キャップを務(wù)めたほか、歐州、米國(guó)、アフリカ、中東、アジア諸國(guó)を取材。英國(guó)?サッチャー首相、中國(guó)?李鵬首相をはじめ多くの首脳と會(huì)見(jiàn)。東京都日中友好協(xié)會(huì)特任顧問(wèn)。時(shí)事総合研究所客員研究員。著?共著に「中國(guó)危機(jī)ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外國(guó)為替ハンドブック」など。趣味はマラソン（フルマラソン12回完走＝東京マラソン4回）、ヴァイオリン演奏。