「宇宙旅行」から戻ったキウイの種、食用は10年後か―中國

人民網(wǎng)日本語版    2016年6月1日(水) 18時(shí)30分

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過去2カ月間で、キウイフルーツたちの命に変化が生じた。キウイは中國初の微小重力科學(xué)実験衛(wèi)星「実踐10號(hào)」に乗り、12日間の宇宙飛行を経て地球に戻ったのだ。

過去2カ月間で、キウイフルーツたちの命に変化が生じた。キウイは中國初の微小重力科學(xué)実験衛(wèi)星「実踐10號(hào)」に乗り、12日間の宇宙飛行を経て地球に戻ったのだ。中國科技網(wǎng)が伝えた。

27日に開かれたキウイ宇宙育種に関する記者會(huì)見で、宇宙空間での変化を経た10グラム?約8000個(gè)のキウイの種が発表された。これらの種は、「宇宙線をキャッチし、遺伝子に組み入れた」「微小重力が細(xì)胞に影響を及ぼした」「交番磁界によってプロテオームが変化した」などの可能性を持つ。

キウイ専門家の雷玉山研究員は、見たところ差のない3つの袋に詰められた宇宙のキウイの種を持ちながら、「私は自分で選んだ種を見分けることができる。これは華優(yōu)という名の、黃色い果肉をした中國のキウイだ。宇宙に行く前よりも、黃色くなったようだ。黃色い果肉はこの種に特有のもので、特異性が前よりも強(qiáng)まったように思える」と話した。

雷氏によると、今回の宇宙実験に使われたキウイの種は、「華優(yōu)」「翠香」「瑞玉」の3種に分かれる。翠香は小ぶりだが、味と舌觸りが良い。瑞玉は大ぶりで、形が整っており、緑色をしている。これらの特長(zhǎng)は宇宙旅行でさらに強(qiáng)化される。大ぶりのものはさらに大ぶりに、味の良いものはより美味になるか、変わった味になる可能性があるという。

雷氏は「これまでの研究によると、品種の性質(zhì)にはトレードオフの関係が認(rèn)められる。果肉が大きければ舌觸りと味が悪くなり、病気に弱くなる。新品種として栽培されるためには、品質(zhì)?生産量?抗病力が高く、輸送しやすいという4つの條件を満たす必要がある」と指摘した。畑での試験、地域的な試験により、キウイはこの4つの條件を満たさなければならない。総合的な栽培に耐え、優(yōu)れた評(píng)価を手にしたものが、宇宙新品種の基準(zhǔn)を満たしたとされる。落選したが一部の特長(zhǎng)が顕著な優(yōu)秀な株については、特異性の強(qiáng)化により交配育種の研究材料として使用される。

「5年後に果実を目にすれば、試験によって品質(zhì)と外観の特長(zhǎng)が明らかになる」ビジネスモデルの成熟を踏まえた上で、あと10年ほど経過すれば、人々は宇宙キウイを食べられるようになるだろう。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/YF)

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