2016年5月30日、中國(guó)外交部の華春瑩（ホア?チュンイン）報(bào)道官は、中國(guó)企業(yè)のCMに人種差別だとの批判が出ている問題について、記者からの質(zhì)問に答えた。

批判を受けたのは[イ肖]比という洗剤メーカーのCMで、中國(guó)人美女が黒人男性の口の中に固形洗剤を入れて洗濯機(jī)に押し込むと、中國(guó)人男性になって出てくるというものだ。このCMが國(guó)內(nèi)外で「人種差別ではないか」と批判の聲が上がると、同社はすぐに謝罪。CMの放送を中止した。

同日の定例記者會(huì)見では、記者から「中國(guó)の洗剤メーカーのCMが人種差別の疑いがあり、多くの外國(guó)人がこのCMは失禮だと考えている。アフリカの國(guó)々や他國(guó)の政府から中國(guó)側(cè)に抗議は屆いていないか。中國(guó)はこの問題で傷付いた人たちに謝罪すべきだと思うか？」との質(zhì)問が出た。

これに対して華報(bào)道官は、「これは個(gè)別の會(huì)社の不適切な行為であり、同社はすでに公式に聲明を発表し、謝罪している。中國(guó)は『あらゆる形態(tài)の人種差別の撤廃に関する國(guó)際條約』の締約國(guó)として、一貫して真剣に義務(wù)を履行し、積極的に民族差別の廃絶に注力してきた。我々は世界の異なる民族、異なる種族の人々、國(guó)家と有効な関係を保持し、互いに尊重し、平等に向き合っている」と強(qiáng)調(diào)した。

また、抗議が屆いているかについてさらに問われると、「私は聞いていない。我々とアフリカの人々は素晴らしい兄弟だ。中國(guó)とアフリカは國(guó)際政治や経済など、多方面で非常に良好なコミュニケーションと協(xié)力ができている。皆さんにはわざわざ事を大きくしないでもらいたい」と述べた。（翻訳?編集/北田）