5月31日夜、南京市玄武區(qū)の警察が1人の竊盜犯を捕まえた。警察はこの犯人女性の取り調(diào)べを行い、彼女の持ち物から、盜まれた少量の雑穀、鶏もも肉1本を発見したほか、腰のあたりからは子供向けの本1冊(cè)も見つけた。現(xiàn)代快報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

警察の取り調(diào)べに対し、犯人は劉と名乗り、雙子の女の子の母となったが、娘2人とも腎臓に問題があり、今は2人のうち病狀が重い方の娘1人を連れて南京総病院で治療させていること、入院するお金がないため、晝間は病院で娘に點(diǎn)滴を受けさせ、夜は2平方メートルほどの部屋を借りて住んでいることなどを供述した。また、腎臓に問題があるため、子供は雑穀を食べなければならず、娘のためにスーパーで雑穀と鶏もも肉1本を盜んでしまったと答えた。取り調(diào)べた警官は「なぜ鶏もも肉を1本だけ盜んだのか？」ととても疑わしく思ったという。それに対し、犯人の女性は「これは娘のために盜んだもので私が食べるためではない」と答え、盜んだ子供向けの本も「國(guó)際子供の日（6月1日）」の娘へのプレゼントにするつもりだったと答えた。

彼女は娘2人とも病気のため、経済的に非常に苦しく、夫は耐えきれずに家出したきり戻ってこないと言い、彼女が畑を耕すことでこの家を支えており、それ以外の収入はないという。

彼女の話を聞いた警官は「これは私が出會(huì)った中で最も心を打たれた竊盜犯だ」と言い、このことを微信（WeChat）のソーシャル機(jī)能「モーメンツ（朋友圏）」で配信し、子供に募金と寄付を募ったという。1日午前9時(shí)に警官を取材したところ、彼はちょうどこの犯人の女性と娘に會(huì)いに病院を訪れていた。警官は「モーメンツに配信したところ、とても多くの人が募金してくれて、すでに數(shù)千元の募金が集まった。今もたくさんの人が私宛に募金を送ってくれているが、まだ確認(rèn)しきれていないほどだ」と話した。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集/TG）