2016年6月7日、新華網(wǎng)によると、韓國文化體育観光部は同日、訪韓中國人ツアー客の満足度向上を図るため、複數(shù)の部門が連攜した対策グループを設(shè)置。10日から中國人観光客向けの旅行商品を扱う旅行會(huì)社に対する全面的な調(diào)査を行う。

同部の擔(dān)當(dāng)者は記者會(huì)見で、「政府は今年3月からさまざまな取り締まりを行ってきたが、中國人ツアー客に対する違法な営業(yè)は後を絶たない。各部門が連攜して旅行市場を整理する」との方針を示した。警察庁や衛(wèi)生管理部門などを含めたグループを組織して、クレームのあった80余りの旅行會(huì)社や、50余りの店、70余りのレストランを含め、全面的に調(diào)査を行い、狀況に応じて処分を下すとしている。

今年5月に発表された2015年の外國人観光客満足度調(diào)査で、中國人観光客の満足度は前年に比べて低下し、16の調(diào)査対象國の中で13番目だった。背景には、中國人観光客相手に低価格の旅行商品を販売しながら、提攜した免稅店などでの買い物を強(qiáng)要し、店からリベートを得るといった現(xiàn)象が橫行していることがあるようだ。他にも、不當(dāng)な値段をふっかけるいわゆる「ぼったくり」や、レストランなどで期限切れの食材が提供されたことなどが報(bào)じられ、物議を醸したこともあった。

韓國文化體育観光部は、來年から「賠償制度」の導(dǎo)入も検討している。外國人観光客が韓國で「ぼったくり」などの被害に遭った場合、次に韓國を訪れた際に賠償が受けられるというもの。同部はこうした取り組みで、韓國旅行の満足度とリピート率の上昇を図りたい考えだ。（翻訳?編集/北田）