2016年6月8日、米企業(yè)エクスプレスウエストは中國企業(yè)との「高速鉄道建設(shè)計畫」を中止することを明らかにし、今後は別の協(xié)力相手を探すと発表した。10日付で米ラジオ局ボイス?オブ?アメリカ中國語版サイトが伝えた。

米エクスプレスウエストは昨年9月に中國の國営企業(yè)?中國鉄路総公司を中心とする企業(yè)連合「中國鉄路國際」と合弁會社を設(shè)立。米西部ラスベガス―ロサンゼルス間を結(jié)ぶ「高速鉄道建設(shè)計畫」に1億ドル（約106億円）を投入すると発表していた。このプロジェクトは中國の米國における最初の高速鉄道の受注となり、早ければ今年9月にも著工予定だった。ある専門家はこのプロジェクトの総価値は50億ドル（約5340億円）に上ると見ている。

また昨年9月の習(xí)近平（シー?ジンピン）國家主席の訪米直前にメディア向けに開かれた「米中経済協(xié)力プロジェクト」の説明會の際、今回の米高速鉄道建設(shè)計畫は中國當(dāng)局によって米中経済協(xié)力による3つの重要な成果の1つと位置づけられ、その後習(xí)主席が訪米で達成した49の成果の1つにも選ばれていた。

今回のプロジェクト中止に関し、エクスプレスウエストはその理由として中國企業(yè)側(cè)の計畫の遅れを挙げた。この他、米連邦政府が米國の高速列車は國內(nèi)で製造し関係部門の監(jiān)督指導(dǎo)を受ける必要があると規(guī)定したことも理由の一つだという。

中國鉄路國際の幹部は匿名ながらまだ話し合いを進めている最中にエクスプレスウエストが聲明を出したことについて「無責(zé)任だ」と批判。中國は目下高速鉄道技術(shù)の輸出を目指し、日本の新幹線とも海外で激しい受注競爭を繰り広げているが、タイやメキシコなどでも計畫が頓挫している。（翻訳?編集/矢野研介）