2016年9月21日、日本政府観光局が発表した8月の訪日外國人客數(shù)は前年同月比12．8％増の204萬9200人と、前月に続き200萬人を突破、8月として過去最高となった。また、今年1?8月累計では、昨年より約2カ月前倒しで1500萬人を超え、1606萬人となった。年間目標(biāo)の2000萬人を10月にも達(dá)成するとみられる。

國?地域別では、斷トツの1位は中國で68萬人（前年同月比15％増）。8月として過去最高を記録したが、単月として最高だった7月の73萬1400人（同27％増）には及ばなかった。今年1?8月累計では448萬5000人（前年同期比34％増）と昨年1年間の水準(zhǔn)（499萬人）に迫る勢い。

8月実績の2位は韓國の45萬9000人（同17％増）。以下臺灣33萬3000人（同6％増）、香港15萬9000人（同13％増）の順。

8月は、夏期休暇シーズン要因に加え、クルーズ船の寄港増加や航空路線の新規(guī)就航や増便、継続的な訪日旅行プロモーションの効果が表れたため、訪日外客數(shù)の大幅な増加につながった。

9月は、夏期休暇シーズンと秋の旅行シーズンの合間となるが、同局は、韓國の秋夕（舊盆休暇）や中華圏の中秋節(jié)などにより訪日客が引き続き増加すると予測している。

政府は観光振興を成長戦略の柱の一つとし、2020年の訪日外國人數(shù)を15年の約2倍の4000萬人とする目標(biāo)を掲げている。（八牧浩行）

■筆者プロフィール：八牧浩行

1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務(wù)取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務(wù)めたほか、歐州、米國、アフリカ、中東、アジア諸國を取材。英國?サッチャー首相、中國?李鵬首相をはじめ多くの首脳と會見。東京都日中友好協(xié)會特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著?共著に「中國危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外國為替ハンドブック」など。趣味はマラソン（フルマラソン12回完走＝東京マラソン4回）、ヴァイオリン演奏。