中國の若者の間で広がる「イエ充」、親たちは「思想の退化」を心配―中國メディア

人民網(wǎng)日本語版    2016年6月19日(日) 10時(shí)10分

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ここ數(shù)年、出張ヘアカットや家政婦、料理のデリバリーなどインターネットによる「イエ充」経済が若者の間で人気だが、親たちは子供たちが體を動かさずに、物も知らず、想像力の欠けた「怠け者」になってしまうのではないかと心配している。寫真は中國の通販サイト。

王さん(51)は自分の息子の連休の過ごし方を見るにつけ、「至れり盡くせり」のモバイルネットワークが自分の子どもをますます怠惰(たいだ)にさせているようだと心配していた。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

ここ數(shù)年、出張ヘアカットや家政婦、料理のデリバリーなどインターネットによる「イエ充」経済が若者の間で人気だが、親たちは子供たちが體を動かさずに、物も知らず、想像力の欠けた「怠け者」になってしまうのではないかと心配している。

「出かけて渋滯に巻き込まれるより、家でゆっくりしていた方がいい」。これは日ごろ仕事に忙しい1980年代生まれの劉さんが言うところの「休みは家で」という狀態(tài)に他ならない。6月の端午節(jié)の連休では、彼女は攜帯で料理のデリバリーを注文し、友達(dá)と開いたパーティでは重慶名物の火鍋料理が時(shí)間ピッタリに到著。食事の後には出張ネイルアーティストがやってきて彼女たちにネイルを施し、パーティがお開きになったあとは、予約していた家政婦がやってきて家の中をきれいに片づけてくれた。

劉さんのような「イエ充」向けのサービスを利用する若者は少なくない。西北大學(xué)の1990年代生まれの董さんは攜帯電話というツールを得てからというもの、衣食住はただ指を動かすだけ、宿舎を一歩も出ずにあらゆることを「解決」できてしまうという。

「イエ充」経済は多くの「引きこもり」を生み出した。しかし1960年代生まれや70年代生まれの多くはこれに疑問を投げかけており、モバイルネットワークはこの二世代の「ジェネレーションギャップ」を大きくしている。

先述の王さんは取材に対し、SNSの隆盛は若者たちの耳と口を塞ぎ、モバイル予約サービスは彼らに手足を使うことを放棄させ、徹底的な「引きこもり」にしてしまうと指摘し、日常生活の中では多くのことを自分で解決することで初めて違った物の見方をできるのだとした。

現(xiàn)在多くの若者たちが努力することを嫌がり、インターネット時(shí)代がこの現(xiàn)象をより広めているとする指摘もある。鄭さん(48歳)は「身體の怠惰は怖くないが、怖いのは思想の退化だ」と斷言する。彼女はハイテクがもたらす便利な生活を送ることを理解できないというのではないが、若い人々の思考が鈍化し、知能指數(shù)が低下するのではないかと心配している。

一方で、西安煤炭研究院で働く80年代生まれの羅さんは、現(xiàn)在の若者たちは家や車のローンや養(yǎng)育のストレスから心身ともに疲弊している。そのため煩雑な家事から解放されるのは願ったり葉ったりだとした。若い世代にしてみれば、父母の年代が抱える心配は新しい事柄を受け入れられないショックからきており、ややとりこし苦労なのではないかという考えのようだ。

陝西省社會科學(xué)院の専門家である唐さんは「イエ充」経済はモバイルネットワークの発展と共に広まっているが、これは「諸刃の剣」なので、あまり頼り切らない方がよいと指摘している。親たちは子供の成長を尊重し、平和的なコミュニケーションを行うことで、モバイルネットワーク時(shí)代においても、この二世代の人々は共に成長することができるとしている。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/TG)

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