2016年6月12日、中國のインターネット上に、日本と中國の交通事情を比較する記事が掲載された。

記事は、「なぜ日本のドライバーは世界で最も素晴らしいと言われるのか」をテーマに、さまざまなケースを紹介している。中國では、無理な割り込みや車線変更は日常茶飯事で、バス優(yōu)先車線を一般車両が占領(lǐng)することもしばしば。歩行者も車も互いに道を譲ろうとはしない。もともと渋滯がひどいが、危険な運(yùn)転が多いことから事故やトラブルも多く、それがさらなる渋滯を引き起こすという悪循環(huán)になっているようだ。

一方で、中國よりもずっと道幅の狹い日本では、そうしたことがほとんどないという。日本のドライバーはどんな時でも「相手に譲る」という精神を持っており、譲ってもらった場合はクラクションやハザードランプで謝意を表す。信號や踏切などでもきちんと交通ルールに従って待ち、もし接觸事故があれば互いに謝罪してすぐに警察に連絡(luò)して事故の処理を任せるのでトラブルも少ない。東日本大震災(zāi)の時も、「避難する車で10キロもの渋滯が発生したが、車のない反対車線を逆走したり、緊急車両用の車線を走行したりする車はなかった」という。

また、事故を未然に防ぐための方法として、飲酒運(yùn)転などの危険な運(yùn)転を法律で厳しく罰していたり、高齢者には運(yùn)転免許の自主返納制度を設(shè)けていたりすることも紹介している。

記事は最後に、「ほんの少し譲ったり、理解し合ったりすることで、多くの悲劇を防ぐことができる」とし、「日本のドライバーから學(xué)ぶことは多い」と論じている。（翻訳?編集/北田）