6日、米ハーバード大キャンパス內(nèi)で初めて中國系米國人によって命名された講義棟「趙朱木蘭センター」のテープカット式典が、ハーバードビジネススクールで開催された。これは、同ビジネススクールにおいて、初めて女性によって命名された講義棟でもある。新華網(wǎng)が伝えた。

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趙朱木蘭さんは、米フォアモストグループの趙錫成會(huì)長の亡き妻で、元米労働長官のイレーン?チャオ（趙小蘭）氏の母親だ。このたび落成した「趙朱木蘭センター」は、趙錫成會(huì)長と家族によって設(shè)立された財(cái)団が2012年にハーバード大學(xué)に4000萬ドルを寄付したプロジェクトの一環(huán)である。

趙錫成會(huì)長は、テープカット式典に先立ち聲明を発表、「亡き妻は、一生涯をかけて、質(zhì)の高い教育を推進(jìn)することと米中文化交流を強(qiáng)化することに力を盡くした。彼女の足跡は、學(xué)問を何よりも重んじるハーバード大の教育方針に合致し、それを反映させたものだ」と語った。このような狀況を踏まえ、趙會(huì)長は、「寄付という形で、愛妻であり無二の親友でもある朱木蘭を記念し、彼女の盡きることない熱い思いに対して経緯を表したい」と表明した。

趙氏一族は、米國で最も成功した中國系ファミリーの一つ。趙錫成會(huì)長は1958年に渡米、國際海運(yùn)、金融、國際貿(mào)易などを取り扱うフォアモストグループをニューヨークに設(shè)立した。2004年5月、趙氏は、海運(yùn)事業(yè)における卓越した貢獻(xiàn)が認(rèn)められ、國連「國際海運(yùn)殿堂」入りを果たした。

趙朱木蘭さんは、趙錫成會(huì)長と結(jié)婚したのち、60年間苦難を共にし、家を切り盛りした。6人の優(yōu)秀な娘を育て上げ、6人とも米名門大學(xué)アイビー?リーグを卒業(yè)、うち4人はハーバードビジネススクールで學(xué)問を修めた。ブッシュ前米大統(tǒng)領(lǐng)でさえも、趙家の教育成果を手放しで絶賛している。

趙家の6人の娘のうち、最も有名なのが、長女のイレーン?チャオ氏であることは疑う余地がない。2001年から2009年まで米労働長官を務(wù)めた彼女は、米國史上初めて入閣した中國系米國人、かつ初めて入閣したアジア系女性となり、「中國人が米國の主流社會(huì)に入ることなど不可能」という當(dāng)時(shí)の常識(shí)を打ち破った。

「趙朱木蘭センター」と命名されたこの講義棟は、ハーバードビジネススクールのエグゼクティブ?クラスの學(xué)生が主に使用する。建物は、フェイストゥーフェイスでコミュニケーションを図りたいというエグゼクティブ候補(bǔ)生のニーズに対応した設(shè)計(jì)となっており、棟內(nèi)にはアウトドア?シアター形式の開放スペースがある。このほか、會(huì)議室の風(fēng)格を備えた教室や飲食エリアも設(shè)けられている。

趙氏一族は同センターのほか、2012年にも條件を満たす中國人學(xué)生がハーバード大で學(xué)べるよう、スカラシップを出資?設(shè)立した。

趙會(huì)長は、「初めて米國にやって來た時(shí)、経済的に切迫しており、ハーバード大で學(xué)ぶという夢を?qū)g現(xiàn)することができず、ずっと殘念な気持ちを抱き続けてきた。この無念さから、スカラシップの設(shè)立を思い立った。このスカラシップを利用して、優(yōu)秀な中國人學(xué)生が同校で學(xué)問を深め、將來的には中米関係の発展に貢獻(xiàn)することを心から望んでいる」と述べた。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KM）