Record China 2016年6月19日(日) 7時10分
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臺灣の蔡英文政権発足から20日で1カ月。獨立志向の民進(jìn)黨に政権交代したことで中國との関係に注目が集まっているが、まずは「安全運転」に努めているようだ。寫真は6月11日の野球開幕式に出席する蔡英文総統(tǒng)。臺灣総統(tǒng)府公式サイトより。
2016年6月18日、臺灣で蔡英文(ツァイ?インウェン)氏が総統(tǒng)に就任してから20日で1カ月。國民黨から獨立志向の民進(jìn)黨に政権交代したことで中國との関係に注目が集まっている。蔡氏は中國側(cè)が求める「92年合意」の受け入れを明言しない一方で、無用の摩擦は避ける姿勢を堅持。まずは「安全運転」を心掛けているようだ。
「92年合意」は、中國と臺灣の交流窓口機(jī)関が1992年に香港で合意した交流の原則とされる。中國は大陸と臺灣がともに「一つの中國」に屬することを臺灣が認(rèn)めたと主張。國民黨の馬英九?前政権は「合意」はあるが、「一つの中國」の意味はそれぞれ解釈する內(nèi)容として、雙方の認(rèn)識にはずれがある。馬政権は臺中交流の基礎(chǔ)と位置付けて交流を深めてきたが、民進(jìn)黨は合意そのものを認(rèn)めていない。
蔡氏は5月20日の就任演説で中國に対話の継続を呼び掛けたものの、「92年に臺中が會談した歴史的事実を尊重する」と述べるにとどめ、中國側(cè)が主張する「92年合意」「一つの中國」には言及しなかった?!?2年合意」を認(rèn)めない姿勢を改めて示した形だ。
これに対し、中國政府で臺灣問題を擔(dān)當(dāng)する國務(wù)院臺灣事務(wù)弁公室の馬暁光(マー?シアオグアン)報道官は就任式の翌日、見解を発表。蔡政権が「92年合意」を明確に受け入れない限り、臺灣側(cè)の行政院大陸委員會との対話?連絡(luò)メカニズムを中斷すると表明した。
中國外交部の中國外交部の華春瑩(ホア?チュンイン)報道官も「『一つの中國』の原則は國際社會に普遍的に認(rèn)められている」と強(qiáng)調(diào)。その上で、「臺灣でどのような変化が発生したとしても、中國政府は『一つの中國』を堅持し、『臺灣獨立』『二つの中國』『一中一臺』に反対する立場は変わらない」と繰り返した。
さらに、中國共産黨機(jī)関誌「人民日報」は、獨立阻止を狙って対臺灣武力行使に法的根拠を與えた2005年の「反國家分裂法」に言及?!敢廊护趣筏婆_灣獨立を防ぐ強(qiáng)力な法律上の武器だ」と指摘し、「獨立勢力が情勢を見誤り、一線を越えれば哀れな結(jié)末が待っている」と警告した。
その後も蔡氏は民進(jìn)黨が綱領(lǐng)に掲げる「臺灣獨立」を封印するのはもちろん、中國側(cè)を刺激しかねない発言は慎重に回避している。しかし、英BBCによると、1989年の天安門事件から27周年を迎えた6月4日には、個人のフェイスブック上で事件に対する見解を語った。
この中で、蔡氏は「臺灣総統(tǒng)として、私は対岸(中國)の政治制度にあれこれ言うつもりはないが、心から対岸と臺灣民主化の経験を分かち合いたいと思っている」「いつの日か民主と人権について、両岸の認(rèn)識が一致することを期待したい」などとつづった。蔡氏の笑顔の陰には、相手の弱點に大膽に切り込むしたたかな面も隠れている。(編集/日向)
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