＜2007年レコチャ10大ニュース?1＞環(huán)境破壊！「ペンキではげ山緑化事件」―雲(yún)南省昆明市

2007年、レコードチャイナでは様々なニュースを報(bào)道してきた。1年を振り返り、特に反響の大きかった10本を「2007年10大ニュース」としてシリーズでお送りする。

【その他の寫(xiě)真】

1本目は2月に報(bào)道した「ペンキではげ山緑化事件」。雲(yún)南省昆明市富民県で「老首山」というはげ山を數(shù)千平方メートルもの広さにわたって緑色のペンキで塗り、遠(yuǎn)くから見(jiàn)ると木々が植わっているように見(jiàn)えるよう“緑化”していることが分かり、環(huán)境破壊ではないかと論議を呼んだ。

同県は06年の夏、47萬(wàn)元（約700萬(wàn)円）の経費(fèi)をかけて、採(cǎi)石場(chǎng)跡地などがあったこの山にペンキを塗った。地元の住民は「この費(fèi)用で苗木を買(mǎi)えば、たくさんの山に植林ができる。緑色にはげ山を塗っても本當(dāng)の緑化にならない」と首をかしげている。

専門(mén)家は、ペンキは化學(xué)物質(zhì)のかたまりで、土壌汚染や水質(zhì)汚染の元兇にもなり、安易に緑色を塗っても環(huán)境悪化が進(jìn)むだけ、「どうして短絡(luò)的にこのようなことをおこなったのか理解できない」としている。

ペンキを塗った同県農(nóng)林部門(mén)は詳細(xì)な説明を拒否しているが、この山の近くに建設(shè)している中國(guó)共産黨地方委員會(huì)の新しい建物の「風(fēng)水」を良くするのが目的と言われている。

これを受け、國(guó)家林業(yè)局は調(diào)査を行い、スポークスマンの曹清堯（ツァオ?チンヤオ）氏は「このペンキ事件は個(gè)人の信仰心が引き起こしたものであり、造林面積をごまかすものではない。しかし、各地の林業(yè)部門(mén)はこの教訓(xùn)を得て、緑化や美化を人々に広め、理解を深めることで真の緑化を目指すべきだ」とコメントした。（翻訳/KT?構(gòu)成/藤野）