Record China 2016年6月22日(水) 9時40分
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20日、中國の空港の定時到著率が世界最低クラスであることが明らかになったが、その原因は極めて特殊だという。
2016年6月20日、中國の空港の定時到著率が世界最低クラスであることが明らかになったが、その原因は極めて特殊だという。中國紙?參考消息(電子版)が伝えた。
獨フランクフルター?アルゲマイネ?ツァイトゥング紙によると、ある日の午前10時、中國東方航空は乗客の攜帯電話に「深夜、北京から上海に飛行する予定だった便が離陸できず、離陸までまだかなりの時間がかかる見込み」だと知らせた。原因は「悪天候のため」とされたが、臺風(fēng)が來ているわけでもなく、北京の上空にはわずかに雲(yún)があるだけで、時折にわか雨が降る程度だった。
中國で航空機(jī)を使った移動は、とにかく時間を浪費するばかりで、「まるで悪夢」だと記事は指摘する。中國民用航空局によると、2015年の平均遅延時間は21分で、14年よりも悪化。公式資料では、全フライトの3分の1が遅延したとされている。中國の高速鉄道はたしかに混雑も騒音もあるが、大都市間の移動では航空機(jī)よりも圧倒的に優(yōu)れている。
各國航空會社の運(yùn)航などを分析している米國のフライトスタッツ社が世界188カ所の空港における定時到著率を調(diào)べたところ、中國の空港は信頼性のランキングで最低クラスとなった。最も悪いのは杭州空港で、上海や北京の定時到著率も軒並み低い。東京の空港は定時到著率がほぼ完璧だという。
中國の空港の定時到著率が低い原因は、乗客やフライトの増加に対して、施設(shè)の拡充が追いついていないことにある?,F(xiàn)在、急ピッチで新空港の建設(shè)や施設(shè)の拡大が図られているが、それでも將來的に狀況が改善されるかは疑問だと専門家は見ている。
原因は施設(shè)の不十分さだけではないからだ。欠航や遅延がたびたび起こる原因には、「民間航空機(jī)の飛行できる空域が狹すぎる」という特殊さもあり、空域が狹いことから、空港の離著陸は渋滯が付きものとなっている。(翻訳?編集/岡田)
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