英國は300年前に逆戻り???「國民投票」は本當(dāng)に最善の解決策なのか―中國メディア

Record China    2016年6月25日(土) 19時(shí)10分

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24日、中國メディアはEUからの離脫派が勝利した英國の國民投票の結(jié)果を受けて、「中國人は代議制民主主義と國民投票の『抱き合わせ』が今後どうなっていくのか注視するべき」と論じる記事を掲載した。

2016年6月24日、環(huán)球網(wǎng)は23日に行われた英國の國民投票でEU(歐州連合)からの離脫派が勝利したという結(jié)果を受けて「中國人は代議制民主主義と國民投票の『抱き合わせ』が今後どうなっていくのか注視するべき」と論じる記事を掲載した。

EUからの離脫の是非を問うた23日の英國の國民投票では、離脫派と殘留派の得票率はそれぞれ51.9%と48.1%で僅差により離脫派が勝利した。この投票結(jié)果を受け、24日に英ポンドとユーロはそれぞれ10%と3%の大幅安となり、キャメロン英首相も同日辭意を表明した。しかし、スコットランドは英國からの獨(dú)立要求を強(qiáng)めており、北アイルランドとウェールズもロンドンに対する不満を募らせている。記事は「かつては『太陽の沈まない國』と稱された英連合王國も分裂して300年前に逆戻りし、最終的にイングランドだけが殘るかもしれない」と論じた。

記事はさらに今回投票した英國民は年金や移民問題といった身近な話題を考えて投票を行ったが、そうした人々は國家やグローバルレベルで解決が必要となる大きな政治課題は念頭に置いていないと主張。そして仮にいま國民投票で決める課題が「英國の核兵器と原子力潛水艦を売り払って國民の福祉を充実させる」といったような事柄になるなら、民族主義者が過半數(shù)の選挙民を扇動して「イエス」と回答させるようなことも可能かもしれないとした。

記事は続けて英國のEU離脫はとどのつまり「歐州の衰退」を表しており、増え続ける移民やテロの問題に現(xiàn)在歐州はなすすべがなく、國民も困惑し、同時(shí)に各國に極端な民族主義的風(fēng)潮が高まっていると指摘した。ある専門家は國民投票は必ずしも國家の重大な政治課題を決める有効な選択肢ではないと主張し、英國は代議制民主主義の國家であるにもかかわらず、政治家でも是非の判斷に迷うような複雑な政治課題の決定を國民に委ねることは、政治家の國民に対する責(zé)任放棄にほかならないと論じている。

最後に記事はEUはいま最も困難な時(shí)期を迎えているが、この変化の時(shí)代にあって一番有利になるのは米國だと主張。米ドルの強(qiáng)敵の地位が揺らぎ、米國も歐州を政治的にコントロールしやすくなるからだ。また中國社會にとってみれば、現(xiàn)在はグローバル化と民主主義という重大な問題が危機(jī)に差し掛かっている時(shí)期であり、中國人は代議制民主主義と國民投票の「抱き合わせ」が今後どうなっていくのか注視するべきだと論じた。(翻訳?編集/矢野研介)

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