「高速鉄道を時速350キロに戻す?だったら飛行機に乗った方が早い」、鉄道専門家が苦言―中國

Record China    2016年6月29日(水) 0時10分

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28日、民生周刊によると、中國の高速鉄道の運行速度引き上げについて、著名鉄道技術(shù)者の王夢恕氏が「技術(shù)的な條件を満たしていない」と懸念を示した。寫真は中國の高速鉄道。

2016年6月28日、民生周刊によると、中國の高速鉄道の運行速度引き上げについて、著名鉄道技術(shù)者で中國工程院院士の王夢恕(ワン?モンシュー)氏が「技術(shù)的な條件を満たしていない」と懸念を示した。

中國高速鉄道の設(shè)計最高速度は時速350キロだが、5年前の衝突脫線事故を受け、鉄道當局は「安全をより確保するため」として300キロ前後での運行を行っている。時速350キロに戻す時期に世間の関心が集まる中、中國鉄路総公司の幹部は先日、「時速を戻すことはコストアップにつながる」「技術(shù)上、安全上の問題はない」などと発言した。

この件について取材を受けた王氏は「あれだけ安定した走行なのに、高速鉄道にまだ不満があるとは」と述べ、速度引き上げについて「技術(shù)的な條件を満たしていない」「少しの油斷が事故を引き起こす」と指摘した。同氏によると、北京と上海を結(jié)ぶ線路でも一部區(qū)間で時速350キロに対応できていない線路があるという。さらに、「速度を上げて走行した場合、減速に必要な距離も長くなる」と説明し、「安全は第一に考えるべきこと。いっそうのスピードアップを望むのであれば飛行機に乗ればいい」とむやみに速度引き上げを求める聲に苦言を呈した。(翻訳?編集/野谷

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