2016年6月30日、広州日報(bào)によると、中國広東省広州市の小學(xué)校で同じクラスの児童11人が體調(diào)不良で學(xué)校を休むという事態(tài)が起きた。保護(hù)者などからは、學(xué)校で工事が進(jìn)められたバスケットボールコートが原因ではないかとの聲が上がっている。

「6月以降、多くの子どもが鼻血を出したり、息苦しさを訴えたりしている」「最近は子どもの鼻水やせきが止まらない。薬も効かない」。ある保護(hù)者はこう訴えており、學(xué)生からは「コートから出る悪臭でこんな癥狀が出たのではないか」との聲が上がる。また、5年生の子を持つ男性は「教師は子どもらにトラックで遊ばないよう指導(dǎo)している。授業(yè)中はトラック側(cè)の窓を閉めているようだ」とコメント。この男性の子も最近、頻繁に鼻血を出している。

保護(hù)者らの訴えを受けて調(diào)査を開始した區(qū)の教育局によると、この小學(xué)校でコート用のゴム素材の敷設(shè)が本格的に始まったのは5月30日。施工業(yè)者が學(xué)校に提出した素材の検査報(bào)告書には「合格」との記載があった。メーカー側(cè)は「製品そのものに問題はないが、作ったばかりの製品ならゴム臭はするもの。時(shí)間が経過すれば臭いもなくなる」と説明したという。學(xué)校側(cè)は情報(bào)を積極的に公開していないが、工事はすでに中斷された。

中國ではこのところ、各地の學(xué)校で「トラックから異臭がする」との聲が相次いでおり、子どもの體への影響が懸念されている。（翻訳?編集/野谷）