2016年7月8日、近年中國(guó)に輸出される日本米が増加傾向にある。國(guó)産の何倍も値が張る日本米だが、中國(guó)で人気となっている。中國(guó)ポータルサイト?捜狐はこれに関連したコラムを掲載し、「中國(guó)には7000年もの稲作の歴史があるのに、なぜ日本米を求める？」と伝えた。

中國(guó)人観光客にとって日本旅行はとても疲れるはずだ。なぜなら、炊飯器や溫水洗浄便座だけでなく、中には日本の米をお土産に買う人もいるからだ。日本米は高くても売れるのだ。最近では代理購(gòu)入を利用し日本米を手に入れる人も増え始めている。中には日本米を「中國(guó)の最新のぜいたく品」と呼ぶ動(dòng)きもあるほどだ。

では、なぜ多くの中國(guó)人が日本米を求めるのか、それは米に対する日中の姿勢(shì)の違いが関係している。日本人は米の供給が安定した40年ほど前から米の品質(zhì)にこだわり始め、各地の環(huán)境に合わせたさまざまなブランド米を生み出した。有機(jī)栽培や無(wú)農(nóng)薬などこだわりが隨所にあり、栽培から管理、加工に至るまで手を抜くことはない。

さらに、日本米は安全であるだけでなく、日本には各地で生産された米のランク付けを行う機(jī)関が存在する。同機(jī)関が試食して評(píng)価したランクは大きな影響力を持つ。評(píng)価が良ければ問(wèn)題ないが、評(píng)価が低いと消費(fèi)者からは敬遠(yuǎn)され市場(chǎng)で地位を獲得することはできない。そのため、日本の米農(nóng)家は品質(zhì)を高めるために努力し続け、食べた人は一様に「おいしい」と評(píng)価するのだ。

一方中國(guó)は7000年という稲作の歴史を持ちながら、13億人という需要を満たすために質(zhì)よりも量を重視せざるを得ないのが現(xiàn)狀だ。中國(guó)人が日本米を買う理由は、味が良いという點(diǎn)と、中國(guó)の事情を憂慮した消費(fèi)者心理が反映されている。中國(guó)では土壌汚染が深刻で、多くの人が國(guó)産米の安全性を懸念している。國(guó)民に安心感を與えることこそ幸福度を上昇させる重要な要素で、海外のものをボイコットしたり、國(guó)産を必要以上の保護(hù)することは得策ではない。環(huán)境を改善し、消費(fèi)者の信頼を取り戻してこそ現(xiàn)狀を打破できるのだ。（翻訳?編集/內(nèi)山）