真夏となり、熱波が襲い、気溫はますます高くなるばかりの今日この頃、電気も家電もなかった昔の時(shí)代のことなどとても想像できないが、皇帝や宮廷の女性たちはどうやって暑さを凌いでいたのだろう？

【その他の寫真】

▼扇風(fēng)機(jī)

古代の人々は扇子のことを「揺風(fēng)」や「涼友」と呼んでいた。夏の猛暑の中、扇子は風(fēng)を起こし涼を取る道具であり、また一種の蕓術(shù)品でもあった。

▼エアコン

明と清の時(shí)代、宮廷などでは年頭の冬の時(shí)期に積もった雪を天然の氷室の中に大量に貯蔵しておき、夏になると氷室の中から氷を取り出し、部屋の中に「氷皿」として置いていた。氷が融ける時(shí)には冷気を発するため、その冷卻効果は現(xiàn)代のエアコン並みかもしれない。

▼冷蔵庫(kù)

春秋戦國(guó)時(shí)代に発明された冷蔵庫(kù)は、當(dāng)時(shí)「氷鏡」という名で青銅製だった。その後、少しずつ改良されていき、清代になると「氷桶」という冷卻効果が更に高い木製の冷蔵庫(kù)に変化した。

▼エアコンルーム

唐代の宮廷は夏の避暑のために特別な「涼殿」を建設(shè)、「涼殿」の中央には機(jī)械仕掛けの冷卻裝置があり、冷水を循環(huán)させる原理を採(cǎi)用したほか、扇が回転することで発生する風(fēng)が冷気を?qū)m殿內(nèi)に送り込む仕掛けになっている。時(shí)代が下ると、その原理を利用して冷水を屋根の上に送るような仕掛けが生まれ、軒先から水を滴らせることで、水のカーテンを作り、それにより冷気が生じ、暑さを凌いだ。

▼陶器枕

陶器枕の內(nèi)部は空洞のため、下の穴から空気が通るほか、陶器の表面に釉薬をかけることで、ひんやりさを保っている。

▼涼席

昔の人は涼席のことを「夏むしろ」や「涼むしろ」と呼んでいた。當(dāng)時(shí)の宮廷貴族が使用していたのは象牙製だったため別名「牙むしろ」とも呼ばれていた。「牙ござ」は象牙を幅2ミリメートルほどのひごに割き、ござに編んで製作する。

▼アイスクリームのご先祖

春秋戦國(guó)時(shí)代末期、地位の高い人々や高官たちはもち米の酒を冷やして飲んでいた。唐代になると、人々はショ糖で「アイスキャンディー」を製作。宗代になると冷たい飲み物もバラエティ豊かになり、このころにはすでにかき氷も登場(chǎng)した。元代にはミルクの中に氷を入れた「アイスミルク」が登場(chǎng)し、そこに蜂蜜やジャムを加えたものもあり、最古のアイスクリームと言えるだろう。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集/JK）