2016年7月11日、中國(guó)中央テレビ（CCTV）によると、中國(guó)で人工中絶が毎年1000萬(wàn)件を上回っていることが分かった。

「世界人口デー」に當(dāng)たる同日、中國(guó)で人工中絶に関する番組が放送された。中國(guó)では、いわゆる「青春映畫(huà)」の多くに人工中絶を行うシーンが登場(chǎng)する。メディアのこうした映畫(huà)に対して、今や「中絶がなければ青春じゃない」といった評(píng)価まで下している。中絶はラブストーリーに欠かせない要素になってしまったのか。

中國(guó)青少年生殖健康調(diào)査の報(bào)告によると、中國(guó)の未婚の青少年のうち、およそ6割が婚前交渉に寛容的な態(tài)度を示しており、22．4％が実際に性行為を経験済みだという。しかし一方で、性の知識(shí)が十分に浸透しているかと言えばそうではなく、報(bào)告によると正しい性の知識(shí)を身につけている青少年は全體のわずか4．4％。性行為を経験した若者の過(guò)半數(shù)が初體験の時(shí)に避妊具を使用していなかったことが分かった。また、性行為を経験した女性の21．3％が過(guò)去に妊娠した経験があり、4．9％が複數(shù)回の人工中絶を経験していた。

國(guó)家衛(wèi)生計(jì)畫(huà)生育委員會(huì)によると、中國(guó)では毎年1000萬(wàn)件以上の人工中絶が行われている。この數(shù)は、世界の4分の1を占めるとも言われる。中絶を行った女性のうち、過(guò)半數(shù)が25歳以下の若い女性。2回以上人工中絶を行っている女性も全體の半數(shù)を超えているという。専門家は、人工中絶による合併癥は予測(cè)が難しい上、その後に再び妊娠しても流産や早産のリスクが高まると警鐘を鳴らし、正しい性教育の普及と性行為の低年齢化を食い止めることによって望まぬ妊娠を減らすことを呼び掛けている。

ちなみに、日本の人工中絶の件數(shù)は年々減少傾向にあり、2013年の時(shí)點(diǎn)で約19萬(wàn)件となっている。（翻訳?編集/北田）