<コラム>スマホサービスの普及が日本の數(shù)倍速い中國、「WeChat」で中國の若者が一気に億萬長者?。?

竹田 慎    2016年7月18日(月) 8時(shí)10分

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資金のかからない販売ネットワーク商法は、それにいち早く目をつけた地方都市の若者たちを一気に億萬長者に押し上げたのだった。寫真はWeChat。

2005年、私が健康アクセサリーを中國全土に向けて加盟店展開を始めた頃、中國の販売ネット拡大方法はまさにFCビジネスブームで、火がついてきた時(shí)だった。誰もがこぞって商品でもレストランでもコーヒーショップでも自社ブランドとして作りあげ、まず自社ショップをコンセプトショップとしてオープンし、加盟店を募集した。

北京の展示會(huì)でも年に2回も中國國貿(mào)中心で、FCビジネス展示會(huì)を催し、出展社も多岐の業(yè)界に渡ると同時(shí)に、入場者もノウハウがなくても、小さい出資ですぐにできるビジネスを求めて、中國全土から集まってきていた。まさにこの時(shí)期は、2級、3級都市の発展もあり、不動(dòng)産の値上がりで財(cái)を得たサラリーマンは獨(dú)立を目指したり、もしくはサイドビジネスで経験がなくても取っ掛かりやすい投資ビジネスとしてぴったりだったので、フランチャイザーはFC店募集で一気に店舗數(shù)を膨らませることができた時(shí)代だった。

そして、販売チャンネルとしても當(dāng)時(shí)はデパートが消費(fèi)者にとって本物を安心して買える場所として、全盛期を誇っていた。來客數(shù)の多いデパートに入りさせすれば、ごみでも売れるとさえ巷で言われていたほど。そのため、各地の加盟店オーナーも、地元のコネを生かし、有名デパートに入り、いい場所さえ取れればどんなものでも利益になるということで、こぞってショップ展開した時(shí)代だった。

しかし、それも北京オリンピックの2008年以降から、デパートの來客數(shù)、消費(fèi)者の購買力ともに陰りが出てきた。同時(shí)にEコマースが力をつけ始め、デパートよりも安い値段で販売することで、デパートへの客足はますます減少することになった。デパート內(nèi)の店舗家賃は高いままで、売り上げが落ちていくと採算が取れないとみた加盟店オーナーは次々と店を畳むようになった。FCブランド自體もバブルの波に乗ってにわか仕込みな商品、サービスも多かったため、オリジナリティー、差別化できるものも少なく、多くが淘汰されていった。

その中でEコマースへの參入者がどんどん増え、スマートフォンやQQなどのサービスが日本よりも數(shù)倍のスピードで中國全土に広まっていった。そしてQQが進(jìn)化したWeChatが登場し、誰もが攜帯のWeChatでコミュニーケーションするようになり、お金の決済もできることになったことにより、それに目をつけた若者企業(yè)家たちがWeChatでのマルチネットワークビジネスを始める。このアイデアだけで資金のかからない販売ネットワーク商法は、それにいち早く目をつけた地方都市の若者たちを一気に億萬長者に押し上げたのだった。

■筆者プロフィール:竹田慎

Able Great Consultants Ltd CEO

米カリフォルニア州立大卒。95年より中國ゴルフビジネスに攜わり、98年に北京竹田ゴルフを設(shè)立。日本ゴルフブランド數(shù)社の中國総代理となる。06年より健康器具ブランドの総代理も始め、3年間で全土に280店舗の加盟店展開を果たす。10年にセーラー萬年筆の総代理。16年よりWeChatでのマルチネットワークビジネスにも參入。香港では自身の海外経営の経験に基づいて、日本大手ブランドへの実踐的海外市場戦略コンサルティングを展開中。

■筆者プロフィール:竹田 慎

米カリフォルニア州立大學(xué)卒。95年より中國に渡り、中國最初の國際ゴルフ試合、VOVLVO OPENの開催のために従事。98年に竹田ゴルフ設(shè)立。01年に健康用品の販売會(huì)社、三和トレーディング設(shè)立。のべ11ブランドの日本とアメリカブランドの中國総代理ビジネスとともに、加盟店を含めるとのべ320の小売店を中國全土に展開した経験をもつ。16年からはWECHATを使ったマルチネットワーク販売も開始?,F(xiàn)在は、日本主要ブランド等の実踐的海外コンサルティングも行い、海外有力代理會(huì)社の紹介、交渉から問題を解決するフィクサー役までマルチタスクをこなす。

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