7月12日、常設(shè)仲裁裁判所は南シナ海問題で劇的な裁定を下した。（1）中國(guó)の主張する九段線の「歴史的権利」について否定。（2）7つの巖礁について、「島」ではなく「巖」か「低潮高地」と認(rèn)定した。これにより、周辺海域での資源開発への主権的権利も中國(guó)は主張できなくなった。

事前の予想では、（2）についてだけフィリピンの提訴を認(rèn)めると見られていた。結(jié)果は（1）まで含むもので、中國(guó)外交はメンツ丸つぶれになった。裁定が出る直前まで、中國(guó)海軍は南シナ海で実弾演習(xí)をしていた。裁定後は當(dāng)然、抗議の姿勢(shì)で実力行使に及ぶと見られていたが、猛烈な抗議聲明だけに終わっている。中國(guó)に実力行使を抑制させた背景は3つ考えられる。

一つは、九段線について「歴史的権利なし」との裁定が出たこと。これでは、中國(guó)が実力の抗議をしたくても、その根拠を失っている。二つは、年內(nèi)に「G20」が中國(guó)議長(zhǎng)で開催される手前、手荒なことをすれば猛非難をあびる。

三つは、次の報(bào)道である?！弗榨％辚豫螭违恁欹螗订`ノ國(guó)防相は、仲裁判斷に先立ち、カーター米國(guó)防長(zhǎng)官と會(huì)談したことを明らかにした。その際カーター國(guó)防長(zhǎng)官は、中國(guó)が米國(guó)に対して自制を確約し、米國(guó)も同様の確約をしたと語(yǔ)った。カーター長(zhǎng)官は、フィリピンにも同様の確約を求め、フィリピンも同意した、とロレンザーノ國(guó)防相は述べた」（『ロイター』7月13日付）。以上のような、三つの事情が絡(luò)み合って、今のところは南シナ?！覆oか」である。

■筆者プロフィール：勝又 壽良

橫浜市立大學(xué)商學(xué)部卒 経済學(xué)博士（中央大學(xué)）元『週刊東洋経済』編集長(zhǎng)、元東洋経済新報(bào)社編集局長(zhǎng)、元東海大學(xué)教授、元東海大學(xué)教養(yǎng)學(xué)部長(zhǎng)。2010年5月から、アメブロで中國(guó)と韓國(guó)を主體に「勝又壽良の経済時(shí)評(píng)」を毎日更新。経済?外交などのメディア情報(bào)に基づきこれまでの経験を生かし執(zhí)筆している。経済記者30年、大學(xué)教員16年で得た知見を生かして日々の內(nèi)外情報(bào)と格闘している。どうぞ、ご支援を！

■筆者プロフィール：勝又 壽良

1936年生まれ。橫浜市立大學(xué)商學(xué)部卒 経済學(xué)博士（中央大學(xué)）元『週刊東洋経済』編集長(zhǎng)、元東洋経済新報(bào)社編集局長(zhǎng)、元東海大學(xué)教授、元東海大學(xué)教養(yǎng)學(xué)部長(zhǎng)。2010年5月から、アメブロで中國(guó)と韓國(guó)を主體に「勝又壽良の経済時(shí)評(píng)」を毎日更新。経済?外交などのメディア情報(bào)に基づきこれまでの経験を生かし執(zhí)筆している。経済記者30年、大學(xué)教員16年で得た知見を生かして日々の內(nèi)外情報(bào)と格闘している。どうぞ、ご支援を！

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