國際通貨基金（IMF）は19日に「世界経済見通し」を発表し、今年と來年の世界経済成長率予測値を引き下げるとともに、英國の歐州連合（EU）離脫をめぐる國民投票の結(jié)果がもたらした不確定性がグローバル経済の成長に下押しリスクをもたらしているとの見方を示した。新華社が伝えた。

IMFは見通しで修正した內(nèi)容の中で、世界経済の成長率は今年が3．1％、來年が3．4％になるとし、それぞれ4月時點(diǎn)の予測値を0．1ポイント下方修正した。また、英國の脫EU決定などの要因の影響で、発達(dá)したエコノミーの見通しが悪化し、新興エコノミーと発展途上國の経済見通しは安定を維持したとした。

見通しは、発達(dá)したエコノミーの経済成長率は今年も來年も1．8％になるとし、4月の予測値を今年は0．1ポイント、來年は0．2ポイント、それぞれ引き下げた。IMFは米國の今年の経済成長率を0．2ポイント引き下げて2．2％とし、來年は2．5％に回復(fù)するとの予測を変えなかった。ユーロ圏の経済成長率は今年は0．1ポイント引き上げて1．6％、來年は0．2ポイント引き下げて1．4％とした。日本は今年は0．3％、來年は0．1％となっている。

新興エコノミーと発展途上國の今年と來年の経済成長率予測値は変わらず、今年が4．1％、來年が4．6％だった。

IMFは中國の今年の経済成長率を0．1ポイント引き上げて6．6％とした。引き上げの主な原因として、最近の経済に関連した動きがインフラ建設(shè)への支出と貸出の伸びを促し、短期的な成長見通しの改善にプラスになったことを挙げる。來年については、前回の予測値6．2％を據(jù)え置いた。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS）