中國では1980年から89年の間に生まれた人が「80後」と呼ばれており、一人っ子政策の施行が始まった世代として今までさまざまな「レッテル」が貼られてきた?，F(xiàn)在、社會に出て、結(jié)婚し、子供を設(shè)ける年齢になっている「80後」は、どのような暮らしを送っているのだろうか？人民網(wǎng)が伝えた。

■教育レベルが高いほど幸福感もアップ

統(tǒng)計によると、アンケートに回答した80後の約3分の2が高等教育を受けており、受けた教育水準(zhǔn)が高いほど、幸福感も高かった。また、受けた教育水準(zhǔn)に、男女差はあまり見られなかった。

4ポイント満點の幸福感評価では、最高學(xué)歴が大學(xué)院の回答者の幸福感が3．42ポイント、學(xué)部卒が3．34ポイント、専科(短大)卒が3．3ポイントだった。その他、調(diào)査では、受けた教育水準(zhǔn)が高い人ほど、自分の健康に対する評価が高いほか、知らない人に対する信頼感も高いことが分かった。

■4割が「転職したことがない」

80後は「責(zé)任感が欠如している」とのレッテルを張られたこともある。しかし、調(diào)査によると、80後は仕事に対して非常に「忠実」だ?；卮鹫撙?割以上が「仕事を変えたことはない」と答えたほか、「1?2回変えた」との回答も約3割あるなど、就労狀態(tài)は全體的に安定している。復(fù)旦社會學(xué)院の胡湛準(zhǔn)教授は「80後は、マイホームや車を買い、一家を養(yǎng)うという経済的ストレスを抱えると同時に、その他のさまざまなストレスも抱え、それらが彼らを円熟させ、個性と魅力を備えさせている」と分析している。

■平均年收96萬円

所得面では、回答者の平均年收は6萬元(約96萬円)で、中央値は5萬元(約80萬円)。上位10％は12萬元(約192萬円)以上、上位1％は30萬元(約480萬円)以上だった。胡準(zhǔn)教授は80後の就労狀況は「高所得は學(xué)歴次第、出世は時期の早さ次第」と分析している?；卮鹫撙嗡盟疁?zhǔn)は、明らかに受けた教育水準(zhǔn)が高くなるほど高くなっており、そのうち高所得の割合は、最高學(xué)歴が學(xué)部卒が43％、大學(xué)院卒が78％だった。

しかし、調(diào)査結(jié)果を見ると、最高管理職に就いている80後の最高學(xué)歴のほとんどが高校か大學(xué)（専科?學(xué)部）で、大學(xué)院はほとんどいなかった。

胡準(zhǔn)教授は、「修士課程や博士課程を修了した80後のほとんどが、社會に出たばかりで、そのほとんどが大きな事業(yè)単位（國家が社會公益目的のため、國家機関により運営あるいはその他組織が國有資産を利用し運営するもので、教育、科學(xué)技術(shù)、文化、衛(wèi)生などの活動に従事する社會サービス組織）に就職しているため、短期間のうちに最高管理職に就くのは難しいためだろう。一方、最高學(xué)歴が高校や大學(xué)の80後は既に社會に出て何年も経っており、出世するための十分のキャリアを積んでいるからだ」と分析している。

■両親の受けた教育水準(zhǔn)が高い80後ほど高收入

調(diào)査では、両親の受けた教育水準(zhǔn)と、子供の所得の水準(zhǔn)には明らかな関係があり、両親の受けた教育水準(zhǔn)が大學(xué)以上の80後の半數(shù)が高收入であることが分かった。なかでも、母親の受けた教育水準(zhǔn)との関係がより強かった。胡準(zhǔn)教授は「子供のために、男性は自分より學(xué)歴の高い女性と結(jié)婚したほうがいいのかもしれない」とユーモアを交えて分析している。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集KN）