＜北京五輪＞「妨害しなければ歓迎」都知事招待は「特別VIP枠」で―中國組織委

2008年1月10日、北京五輪組織委員會は中國共産黨機関紙「人民日報」系の「環(huán)境時報」の取材に対し、「オリンピックへの妨害をする人以外は、誰でも歓迎する」と石原都知事を開幕式に招待した経緯を明かした。12日付けの「人民ネット」が伝えた。

【その他の寫真】

これまで中國に対する批判を繰り返した「反中國分子」に招待狀を送ったことが、北京五輪組織委員會への取材で確認(rèn)された。以前より「招待があれば是非出席したい」と発言していた石原都知事宛てに9日、北京市長代理から五輪開幕式への招待狀が屆けられたという。

「環(huán)境時報」の報道によると、あれほど中國批判を繰り返してきた石原都知事の態(tài)度が軟化したのは、昨年都知事選に再選され2016年の五輪招致を表明した頃から。同じアジア圏での開幕ということもあり石原都知事は是非とも北京五輪を參考にしたいと考え、これまで公の場で何度も「北京五輪を見に行きたい」と発言してきた。

五輪組織委によると國際慣例に従って、國家元首や政府首脳、王室代表などの國家級VIP客のほかに、五輪主催都市が獨自に招待できる特別VIP枠があるという。この特別VIP枠は五輪組織委員會が選定権を持ち、ここに石原都知事が招待されたという。（翻訳?編集/NN）