北京市がスモッグを気象災害として扱いを検討、専門家は「人災を天災に置き換えるべきではない」―中國

Record China    2016年8月3日(水) 7時50分

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1日、中國?北京でスモッグを自然の気象災害と同列に扱うことが検討されているが、専門家の間からは否定的な見方が出ている。寫真は北京。

2016年8月1日、中國環(huán)境報によると、中國の首都?北京で、大気汚染が原因のスモッグを自然の気象災害と同列に扱うことが検討されている。

5月27日、北京市第14回人民代表大會常務委員會第27回會議で、「北京市気象災害予防條例(草案)」が審議され、スモッグを気象災害として扱うことが提案された。7月20日の第28回會議では草案の修正稿について2回目の審議が行われ、気象災害の定義が「大雨、大雪、寒波、強風、砂嵐、低溫、高溫、干ばつ、落雷、ひょう、霜害、濃霧、煙霧(スモッグ)などにより人身や財産、社會機能、生態(tài)環(huán)境に損害が生じる事案」と調整された。

スモッグを気象災害と同じように扱うことについて、中國工程院や環(huán)境保護部、中國環(huán)境科學研究院の専門家は、「スモッグは人為的な大気汚染によるものであり、自然に発生するものではない。人災を天災に置き換えるべきではない」、「スモッグを気象災害に組み込むことはマイナスの影響しか生まない」、「スモッグを気象災害として予防措置をとっている國などない」など、市の姿勢に否定的な見解を示している。(翻訳?編集/岡田)

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