多くの人がリオデジャネイロ五輪で選手らが繰り広げる熾烈な金メダル爭(zhēng)いに注目する中、8日、中國(guó)のネットユーザーは競(jìng)泳女子100メートル背泳ぎ準(zhǔn)決勝に出場(chǎng)した中國(guó)の傅園慧選手に注目した。華商報(bào)が伝えた。

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3位で決勝に進(jìn)んだ傅選手は、試合後のメディアのインタビューに、表情豊かに応じ、瞬く間に多くの人を虜にした。ネットユーザーはそんな傅選手を、「五輪アスリートの清流界に現(xiàn)れた『土石流』」とユーモラスに表現(xiàn)。これは、中國(guó)のアスリートにとっては「進(jìn)歩」とも言える。なぜなら、これまで、中國(guó)のアスリートと言うと、「単純で、運(yùn)動(dòng)神経がいいだけ。メダルを取ることだけに奮闘しているロボット」というのがそのイメージだったが、傅選手がそのステレオタイプの殻を打ち破ったからだ。

▼五輪でも「ネットアイドル」が誕生

リオ五輪?競(jìng)泳女子100メートル背泳ぎ準(zhǔn)決勝のインタビューで、傅選手が一躍大人気になる「事件」は起きた?！?8秒95？59秒かと思った！私そんなに速かったの？大満足！」と、五輪初出場(chǎng)で決勝に進(jìn)んだ傅選手はカメラの前で、自身の成績(jī)に大満足であることを語(yǔ)ると、さまざまな表情を次々と披露。記者からの「（準(zhǔn)決勝には）余裕があったのでは？」との質(zhì)問(wèn)には「余裕なんてない。もう十分に、目いっぱい出し盡くしました！」とあっさり斷言。さらに、「明日の決勝に期待することは？」という質(zhì)問(wèn)にも「何もない！もう大満足！」と答え、取材していた記者たちを唖然とさせていた。

數(shù)時(shí)間後、傅選手の微博(ウェイボー)のアカウントのフォロワー數(shù)は一気に62萬(wàn)人まで増加し、名実ともに「ネットアイドル」となった。

▼「天然キャラ」の傅選手

1996年生まれの傅選手は、2015年8月6日、ロシア?カザンで開(kāi)催された水泳世界選手権競(jìng)泳女子50メートル背泳ぎ決勝で、27秒11のタイムを出し、金メダルを獲得した。競(jìng)技成績(jī)が目覚ましい伸びを見(jiàn)せるとともに、傅選手のユーモアのセンスも少しずつ明るみになり、話題を集め始めた。中國(guó)の水泳界では、傅選手は「傅爺」とあだ名がつけられるほどとび抜けた「天然キャラ」で知られ、試合後などにその天然ぶりをいかんなく発揮している。

例えば、ロシア?カザン水泳世界選手権後に、傅選手が中國(guó)中央テレビ局(CCTV)のインタビューに応えた時(shí)の過(guò)去動(dòng)畫がこのほど見(jiàn)つかっている。それを見(jiàn)ると、インタビューの前に、傅選手が水著を整えようとすると、思いのほかゴムの弾力が強(qiáng)く、「バシッ」と體に跳ね返り、「痛っ！」と、顔をこわばらせており、その表情がとてもおもしろい。また記者からの「海外の女性選手は、夫が試合に付き添っているのを見(jiàn)て、羨ましく思うか？」という質(zhì)問(wèn)には、當(dāng)時(shí)19歳の彼女は、「19年間ずっと彼氏もいないので、そんな楽しみはよく分からない」と答えている。

▼傅選手が好かれるワケ

インタビューで語(yǔ)っている言葉や微博でのコメントなどを見(jiàn)ると、傅選手は実は程合いを心得ている選手であることが分かる。彼女は以前「私は実は哲學(xué)者なの」と真剣にコメントした後に笑顔の絵文字をつけている。90後(1990年代生まれ)の彼女は、この年代の女の子が直面するストレスや成績(jī)、生活などに対して獨(dú)特な表現(xiàn)方法を持ち合わせており、その姿かたちがどんなに変化しても変わらない本質(zhì)とは、「ハッピー」をみんなと共有することなのだ。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集KN）