木口 政樹(shù) 2016年8月14日(日) 14時(shí)30分
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筆者は韓國(guó)に住んで28年になる。その體験とか経験の中で、主に「言葉」にまつわるエピソードを中心にこのコラムを書(shū)いていくつもりだ。今回はその第1回目として「氏」と「さん」というテーマで書(shū)いてみたい。寫(xiě)真は韓國(guó)。
筆者は韓國(guó)に住んで28年になる。その體験とか経験の中で、主に「言葉」にまつわるエピソードを中心にこのコラムを書(shū)いていくつもりだ。今回はその第1回目として「氏」と「さん」というテーマで書(shū)いてみたい。
姓名に「氏」をつけて「佐藤氏」あるいは「佐藤太郎氏」という表記は日本で一般的に見(jiàn)られる表記である。韓國(guó)でもこの「氏」を同じように使う?!弗?ソンチョル氏」といった具合。韓國(guó)語(yǔ)の発音も同じ「シ」だ。ちょっと違うのは、韓國(guó)の場(chǎng)合このスタイルが直接人を呼ぶときにも使える點(diǎn)?!弗?ソンチョルシ、イリオセヨ」(キム?ソンチョルさん、こちらに來(lái)てください)という具合だ。
ただ一般的に目下の者が目上の者に対して呼び掛けるときには、「シ」はちょっと使いづらい。課長(zhǎng)などの呼稱(chēng)があれば「キムソンチョルクァジャンニム」(キムソンチョル課長(zhǎng)さん)のように呼稱(chēng)を付けて呼び掛けることになろう。呼稱(chēng)がなく単なる先輩などの場(chǎng)合は「キムソンベニム」つまり「キム先輩様」という呼び方になろうか。
ニュースなどでは兇悪犯であっても「キム?モ?シ」という表現(xiàn)がよく出てくる。これは「キム某氏」という意味で、兇悪犯であっても韓國(guó)の場(chǎng)合はこのように「氏」付けで言われる。日本だったら當(dāng)然呼び捨てだ。兇悪犯に対する呼び方としては日本の方が実情?実感に合っていると言えよう?!弗?モ?シ」などと言われると、なんとなくそれほど悪い人間じゃないようなニュアンスになってしまうではないか。何十人にも婦女暴行を働いて揚(yáng)げ句の果て、全て殺害するような犯人なのに。
この「氏」に対して「さん」という言葉は、日本語(yǔ)の中でも非常に「イケテル」言葉だと筆者は思う。どんな人に対しても「さん」一つあれば済む?!弗啶丹蟆埂弗蕙ぅ饱毪丹蟆埂袱撙à丹蟆工趣い盲烤吆悉馈J紫啶藢潳筏皮狻赴脖钉丹蟆工妊预盲皮胜螭槭ФYではない。日本語(yǔ)の中でもイチオシの言葉だ。
こういうイチオシの日本語(yǔ)としてすぐ思いつくのは、「木漏れ日」、「洗濯日和」の「ひより」、「住み心地」などの「ここち」などなど。挙げていけば切りがないが、全體的に日本語(yǔ)の場(chǎng)合はこういう「感性的」な言葉たちが多い。こういった言葉たちは、韓國(guó)語(yǔ)ではダイレクトに翻訳できる言葉はなく、「木の間を通ってくる光」などのように説明的な語(yǔ)で表現(xiàn)することになる。
韓國(guó)語(yǔ)のイチオシの言葉も考えれば無(wú)數(shù)にあるが、すぐ思いつくのは「ハクセン」であろうか?!弗膝互蟆工趣いΔ韦稀笇W(xué)生」を指す韓國(guó)語(yǔ)であるが、この「ハクセン」、私が道を歩いていてちょっとものを聞きたいとき、小學(xué)生だろうが大學(xué)生だろうが、「チョ、ハクセン」(そこの學(xué)生さん)と呼び掛けるのに使える。日本語(yǔ)だったら小學(xué)生を前に「學(xué)生さん」というのはおかしいし、かといって他に思い當(dāng)たる言葉もない。たぶん「ちょっとすいませんね」などと言いながら近づいていくことになるはずだ。この點(diǎn)、「ハクセン」はこれだけで呼び掛けの言葉にもなるため、非常に便利なのである。使い勝手がいいというか。私の愛(ài)する韓國(guó)語(yǔ)の一つである。
■筆者プロフィール:木口政樹(shù)
イザベラ?バードが理想郷と呼んだ山形県米沢市出身。1988年渡韓し慶州の女性と結(jié)婚。三星(サムスン)人力開(kāi)発院日本語(yǔ)科教授を経て白石大學(xué)校教授(2002年?現(xiàn)在)。趣味はサッカーボールのリフティング、クラシックギター、山歩きなど。
■筆者プロフィール:木口 政樹(shù)
イザベラ?バードが理想郷と呼んだ山形県?米沢市出身。1988年渡韓し慶州の女性と結(jié)婚。元三星(サムスン)人力開(kāi)発院日本語(yǔ)科教授、元白石大學(xué)校教授。趣味はサッカーボールのリフティング、クラシックギター、山歩きなど。著書(shū)に『おしょうしな韓國(guó)』、『アンニョンお隣さん』など。まぐまぐ大賞2016でコラム部門(mén)4位に選ばれた。 著書(shū)はこちら(amazon)Twitterはこちら※フォローの際はメッセージ付きでお願(yuàn)いいたします。
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