中國(guó)男子體操チームはリオ五輪體操男子団體決勝で銅メダルに終わった。北京、ロンドンに続いての連覇はならず、現(xiàn)チームの欠點(diǎn)が浮き彫りとなった。しかし今回優(yōu)勝した日本チームの成功の経験を「他山の石」として教訓(xùn)にしない手はないだろう。中國(guó)新聞網(wǎng)が伝えた。

【その他の寫真】

▽選手たちの年齢構(gòu)成

中國(guó)體操チームの黃玉斌ヘッドコーチは「中國(guó)チームは選手の若さゆえ、代償を払う結(jié)果となった。今回の3つのミスはいずれも選手たちはきちんと著地しようと思うあまり、卻ってうまくコントロールできなかったことが原因。若手選手は動(dòng)きとその難易度を瞬時(shí)に判斷するという経験が不足していた」と語(yǔ)った。

中國(guó)チームの「五將」のうち、オリンピック経験があるのは張成龍選手（27）だけ。他の4人は全員今回が初のオリンピックとなる。一方、日本代表チームリーダーの內(nèi)村航平（27）はもはや3大會(huì)に出場(chǎng)経験があるベテランだ。

中國(guó)體操チームの葉振南監(jiān)督は中國(guó)新聞網(wǎng)の電話取材に対し、「中國(guó)チームは試合前半ではやや緊張していたものの、若手選手の士気は高かった。しかし試合の本當(dāng)の恐ろしさに対する認(rèn)識(shí)が不足していた。それに対して、日本代表チームは予選でミスが目立ったが、その後は細(xì)かい點(diǎn)にまで気を配り、試合全體を通じては1人1回のミスに留まり、それが優(yōu)勝につながった」と語(yǔ)った。

一方で葉監(jiān)督は 「しかし若手は時(shí)間をかけて力をつけることができる。2020年の東京五輪では內(nèi)村航平、山室光史、田中佑典がまた中心メンバーとなるのは難しいだろう。だが、今回彼らと対戦した林超攀や尤浩度、さらに年若い中國(guó)の若手選手たちには次の大會(huì)での活躍が大いに期待できる」という見方も示した。

▽絶対的エースの存在

今回の體操男子団體決勝では5-3-3制が採(cǎi)用された。各代表チーム5人のうち3人が出場(chǎng)し、3人全員の得點(diǎn)が加算されるシステムで、技の高い成功率が求められた。中國(guó)チームは全ての種目を高レベルにこなすオールラウンダーの■書弟（■は登におおざと）が6種目に出場(chǎng)し、同じくオールラウンダーである林超攀が5種目に出場(chǎng)したが、それぞれ程度は異なるもののミスを犯した。

國(guó)際體操連盟はすでに、2020年?yáng)|京五輪體操種目の一連の重大改革を進(jìn)めており、その中には団體戦のチーム人數(shù)を5人から4人に減らし、4-3-3制にすることも含まれている。この新ルールにより、各チームのエースにかかる負(fù)擔(dān)が増すことになる。

日本代表チームはオールラウンダーの選手が多く、このような體操選抜システムには有利だ。內(nèi)村航平、加藤凌平、田中佑典はみな世界體操競(jìng)技選手権の個(gè)人総合でメダルを獲得しており、なかでも內(nèi)村選手と加藤選手は大舞臺(tái)で経験を積んだ世界クラスの実力選手にまで成長(zhǎng)している。

▽審判の印象

內(nèi)村航平はオリンピックの1位の表彰臺(tái)に立った際に、「2015年の世界體操競(jìng)技選手権で日本代表チームは37年ぶりに優(yōu)勝した。リオ五輪の1年前に優(yōu)勝したこのときに、審判に『このチームは次のオリンピックでも優(yōu)勝できる』と印象づけさせることができた」と語(yǔ)った。

日本代表チームの水鳥壽思監(jiān)督もそれを裏付けるように「決勝戦の際、山室光史は第1種目の鞍馬で落馬するという重大なミスを犯したが、得點(diǎn)は思ったほど低くなかった」と語(yǔ)っている。

だが、難易度の高さを重視する中國(guó)代表チームに対して、審判は特に厳しいように感じられた。中國(guó)代表メンバーは試合後に「採(cǎi)點(diǎn)が厳しすぎる」という印象を受けたようだ?！鰰埽ā訾系扦摔钉龋─?、「試合開始前にウォーミングアップしているときも、審判が頭の中でその演技の採(cǎi)點(diǎn)をしているような感じがした」と述べ、張成龍も「審判は中國(guó)代表チームに対して採(cǎi)點(diǎn)が低すぎる。昨年の世界體操競(jìng)技選手権の後から、審判の印象を考えてトレーニングをした。今回の敗戦を糧に、監(jiān)督たちは新しいルールについてより深く理解する必要がある」と述べた。

▽外的要素、體操をいかに普及させるか

どれだけ多くの人に普及しているかでそのスポーツの強(qiáng)さが決まる。競(jìng)技體操に関して、多くの人は「つらくて疲れる」という印象があるので、子どもに體操種目を習(xí)わせようとする家庭はますます減っている。

日本もかつては人材不足に陥ったことがあるが、1990年代に「體操?gòu)?fù)興計(jì)畫」を打ちだした。日本人は競(jìng)技體操大國(guó)の経験に學(xué)び、國(guó)立體育科學(xué)センターを設(shè)立し、全面的に人材育成計(jì)畫のシステムを作った。これにより若手選手はさまざまな基礎(chǔ)トレーニングを行うことができるようになった。また財(cái)団も競(jìng)技體操の発展のために資金提供を行った。

それと同時(shí)に日本體操界はスター発掘に神経を注ぎ、競(jìng)技體操にあこがれる若者を増やすことに盡力した?，F(xiàn)在ではオールラウンダーの內(nèi)村航平、イケメンの加藤凌平、「ひねり王子」こと白井健三といった人気と市場(chǎng)価値の高い選手がそろっている。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集YK）