今年も中國(guó)の期間限定スイーツともいえる月餅（げっぺい）シーズンの到來(lái)である。この月餅を市場(chǎng)で見(jiàn)かけると秋が近くなったことを感じる。

【その他の寫(xiě)真】

月餅は、月に見(jiàn)立てた丸い形が定番の中華菓子のことで、もともとは月見(jiàn)をして月餅を食べることが一家団欒の象徴とされてきた。近年は贈(zèng)答用としてのイメージが強(qiáng)く、個(gè)人で贈(zèng)りあったり、會(huì)社などの贈(zèng)答用や従業(yè)員の福利厚生として支給されたりする。

中秋節(jié)は舊暦の8月15日なので、今年は9月15日。ホテル、百貨店やレストランでも大きな収入源となるので、毎年それぞれの特色を生かしたオリジナルの月餅商品を販売。ロビーや売場(chǎng)に月餅の特設(shè)コーナーを開(kāi)設(shè)する力の入れようだ。

近年は、伝統(tǒng)的な月餅にあわせて、いわゆる「洋風(fēng)月餅」と呼ばれる斬新な月餅（？）が若者を中心に人気を集めている。伝統(tǒng)的な餡は塩漬けの卵（アヒル）の黃身が入ったハス餡がその代表的だが、その他にナツメ餡やナッツが入ったものなどさまざまだ。

洋風(fēng)月餅の中でもスタバは2003年からいち早くオリジナルの月餅を販売。カラフルで鮮やかな色合いに味もスタバ色を押し出したコーヒーフレーバー中心で、ロゴも刻印された、まさにスタバ仕様。

もちろんスタバ以外にもハーゲンダッツのアイス月餅やゴディバのチョコ月餅なども若者を中心に人気で、毎年この時(shí)期のみ発売される限定ものを楽しみにしているファンも少なくない。

ちなみに伝統(tǒng)的な月餅のセット価格は約100元?200元（約1700円?3400円）だが、洋風(fēng)月餅は200元以上で、高いものは約2000元（約34000円）近くなる。地元っ子に人気の老舗の月餅は1個(gè)5元?10元（約85円?170円）で、変わらぬ味を求める年配者が列をつくる。

様々な月餅が楽しめるのも魅力的だが、実は中秋節(jié)は三連休になるため、「食い気よりもレジャー」という人が増えており、伝統(tǒng)的な行事を海外で過(guò)ごす若者も多くなって來(lái)た。

とはいえ、伝統(tǒng)的な行事を過(guò)ごすスタイルが変わっても「月餅」の存在感は昔とかわらず健在である。（提供/フライメディア）