日本で失蹤する中國人が増加、爆買い見込んだ入國審査の簡略化で―華字紙

Record China    2016年8月23日(火) 17時(shí)50分

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22日、クルーズ船で入國した中國人観光客の失蹤が福岡県や長崎県で相次いでいる。経済効果を見込んで入國審査が簡略化されたことが、新たな不法滯在の手段になっている。

2016年8月22日、日本華字紙?中文導(dǎo)報(bào)によると、クルーズ船で入國した中國人観光客の失蹤が福岡県や長崎県で相次いでいる。出港までに船に戻らず、そのまま日本に滯在している。爆買いなど経済効果を見込んで入國審査が簡略化されたが、それが新たな不法滯在の手段に利用されている。

2015年、海外から訪日したクルーズ船の博多港への寄港回?cái)?shù)はのべ245回で、國內(nèi)最多。ほぼ毎日のように數(shù)千人もの外國人観光客を乗せてくるが、旅程中に失蹤した中國人は15年は11人に上り、16年に入ってからも若松港に寄港したクルーズ船を含めると6人が失蹤している。

長崎県警によると、15年は11人が長崎港で失蹤、今年は佐世保港などで6人がいなくなった。福岡で失蹤した2人は京都府と福岡県で発見され、長崎県內(nèi)で失蹤した人も一部見つかったが、それ以外の失蹤者は不法滯在を続けているとみられている。

法務(wù)省入國管理局によると、16年1月の時(shí)點(diǎn)で不法滯在者は約6萬3000人。クルーズ船で入國して失蹤した人は全體から見ればごく少數(shù)ではあるが、國土交通省によると、15年にクルーズ船で入國した外國人は前年の約2.7倍の111萬6000人と増加している。日本政府は20年に外國人観光客500萬人という目標(biāo)を掲げており、捜査の関係者は「失蹤者は増える恐れがある」と懸念している。

入國管理局は07年からテロ対策として入國時(shí)に顔寫真と指紋採取を行っていたが、15年1月からは審査時(shí)間の短縮のため、クルーズ船の乗客を?qū)澫螭祟唽懻妞未橛挨蚴÷预工胫贫趣驅(qū)?。入國管理局は「法?wù)相が許可した船舶に限ったことで、出入國の厳格な管理は損なわれていない」としているが、捜査関係者は「旅費(fèi)が安いため、富裕層以外の乗客も増えている」と指摘する。

また、「審査がぬるい」といった情報(bào)はネット上で広がりやすく、不法滯在目的でクルーズ船を利用する人がいるとの見方もある。福岡入國管理局は、失蹤の疑いがある場(chǎng)合には、旅行會(huì)社からすぐ通報(bào)するように対策を講じている。福岡市によると、15年秋の調(diào)査で中國人観光客の平均支出は10萬7000円。経済効果が無視できないものであることから、審査簡略化の流れが変わる可能性は低いとみられている。(翻訳?編集/岡田)

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