2016年8月29日、捜狐體育は、中國(guó)から日本に帰化した卓球少年が東京五輪で金メダルを目指していると伝えた。

記事は、「リオデジャネイロ五輪の卓球で中國(guó)はすべての種目で金メダルを獲得したが、世界の卓球の発展はますます速くなっており、多くの國(guó)の実力が中國(guó)に近づいている。中でも、日本チームこそが中國(guó)の未來(lái)の強(qiáng)力なライバルである」として、東京五輪で中國(guó)の脅威になる選手に張本智和君（13）を挙げている。

両親は共に中國(guó)の卓球選手で、母親の張凌（ジャン?リン）さんは中國(guó)代表として1995年の世界選手権に出場(chǎng)したこともある。張本君は、世代別の全日本選手権を6連覇するなど、日本の同年代ではすでに圧倒的な存在だ。昨年10月のポーランドオープンでは、リオ五輪で金メダルを獲得した世界ランク1位の馬龍（マー?ロン）と対戦。ストレートで敗れたものの、馬は「自分が12歳の時(shí)には、彼のレベルに達(dá)していなかった」とその実力を認(rèn)めた。

張本君は2003年に、福原愛(ài)と同じ仙臺(tái)で生まれた。國(guó)籍は中國(guó)だったが、14年に父と共に日本に帰化した。記事は、日本メディアが「東京五輪で金メダルの期待がかかる」と報(bào)じていることに觸れ、「將來(lái)、元は中國(guó)人だった選手が日本を代表して數(shù)々の大會(huì)に出場(chǎng)し、中國(guó)最大のライバルになるだろう」と伝えた。

また、中國(guó)の卓球選手で、後に日本國(guó)籍を取得して1994年の広島でのアジア大會(huì)で優(yōu)勝した小山ちれ（中國(guó)名：何智麗）を引き合いに、「小山ちれは中國(guó)代表になろうとしたがかなわず日本に移ったが、張本くんは自ら希望して日本國(guó)籍取得して祖國(guó)のライバルとなった。我々からするとどこか落ち著かない」としている。

この報(bào)道に、中國(guó)のネットユーザーからは、「小山ちれは実力はあったが、上の言うことを聞かなかったために封殺されて、仕方なく日本に行ったんだ。私は彼女はよくやったと思う。役人と國(guó)內(nèi)の狹隘な愛(ài)國(guó)者の橫っ面をひっぱたいたんだ。彼女は実力で結(jié)果を手にした上、観客をリスペクトし、スポーツ道徳を守ったんだ」「『元は中國(guó)人』という言い方はどうなんだ。韓國(guó)人が『曹操や西施、孫文は韓國(guó)人だ』と主張するのと同じ感じがする。日本で生まれて、日本國(guó)籍を取得したのだから、親が中國(guó)人でも関係ないだろう」「いずれにしても、中國(guó)卓球にとって脅威であることに変わりはない」といったコメントが寄せられている。

先日のリオ五輪でも、出場(chǎng)した卓球選手の4分の1以上が、他國(guó)の國(guó)籍を取得した中國(guó)人だったと米紙が報(bào)じている。五輪と國(guó)籍をめぐる論爭(zhēng)は今後も続きそうだ。（翻訳?編集/北田）