2016年9月1日、ケニアを訪れた安倍晉三首相が同國(guó)大統(tǒng)領(lǐng)と発表した共同聲明をめぐり、中國(guó)外交部の華春瑩（ホア?チュンイン）報(bào)道官はこの日開いた定例記者會(huì)見(jiàn)で「いわゆる日?ケニア共同聲明は日本が一方的に発表した聲明」と発言した。中國(guó)網(wǎng)が伝えた。

安倍首相は先月26日から28日にかけてケニアを訪問(wèn)した。最終日は同國(guó)のケニヤッタ大統(tǒng)領(lǐng)と共同聲明を発表。外務(wù)省のウェブサイトに掲載された聲明骨子には二國(guó)間関係の強(qiáng)化や國(guó)連安全保障理事會(huì)（安保理）改革の進(jìn)展で一致したことなどが盛り込まれており、「海洋の安全保障について同大統(tǒng)領(lǐng)は日本の立場(chǎng)を尊重」との記載もある。

1日の會(huì)見(jiàn)で華報(bào)道官が記者から受けた質(zhì)問(wèn)は、「共同聲明の內(nèi)容が第6回アフリカ開発會(huì)議（TICAD）で採(cǎi)択された『ナイロビ宣言』と異なるのではないか」というもの。記者は「ケニア政府は外交部のサイトで安保理改革と南シナ海問(wèn)題に対する立場(chǎng)を改めて示した。安保理改革についてはアフリカ連合（AU）の立場(chǎng)を堅(jiān)持するとし、南シナ海については中國(guó)支持を改めて表明した。日本政府はTICAD閉幕後に安倍首相のケニア訪問(wèn)、日?ケニア共同聲明について公表したが、ケニア側(cè)では聲明に関する発表がない。さらに、共同聲明で言及されている海洋、安保理改革の內(nèi)容はナイロビ宣言と一致していない。中國(guó)としてこれをどう評(píng)価するか？」と投げ掛けた。

これに対し、同報(bào)道官は「われわれも注意している」と述べ、「日本が共同聲明の內(nèi)容を公表した後に、ケニアは安保理改革、南シナ海問(wèn)題における自國(guó)の立場(chǎng)を示した。ケニアが『いわゆる日?ケニア共同聲明は両國(guó)の合意に基づく文書ではなく、日本が一方的に発表した聲明』と表明したことを伝え聞いている」「日本が自國(guó)の意志をアフリカ諸國(guó)に強(qiáng)く押し付け、利益をむさぼろうとする姿勢(shì)が再び示された」と指摘した。（翻訳?編集/野谷）