2016年9月6日、小池百合子東京都知事は日本記者クラブで記者會(huì)見した。2020年のオリンピック?パラリンピックの目標(biāo)について、「コンパクトは役目を終えた。次の段階はサステイナブル（地球環(huán)境を保全した持続可能社會(huì)）＝『もったいない』でいく」と強(qiáng)調(diào)。

國(guó)際的に浸透している「もったいない」精神を前面に押し出したいと語った。

さらに、8月に開催される20年東京五輪は熱い季節(jié)なので「遮熱性の高い舗裝など日本の技術(shù)に期待したい」と述べた上で、世界各國(guó)で活用されるよう期待していることを明らかにした。エジプトに留學(xué)経験のある小池知事は「サウジアラビアのメッカ巡禮は熱い季節(jié)なのでヒートアイランド現(xiàn)象の緩和に、日本の技術(shù)がメッカで生かされると思うとわくわくする」と力を込めた。

また「私は70年代にカイロ大學(xué)に留學(xué)したが、その5年間は得難い経験だった。73年に石油ショックが起き、日本の政治家や企業(yè)のアラブ詣が始まった」と振り返った。「以來アラブ?イスラムの人たちとの交流が広がり、アラムコ（サウジ國(guó)営石油會(huì)社）前會(huì)長(zhǎng)で現(xiàn)石油大臣など多くの人脈が培われた。先日もサウジアラビアの若い副皇太子が訪問してくれた」とアラブ通であることをアピールした。

その上で、「IS（イスラム國(guó)）はテロ集団であり、アラブ?イスラムの人たちを冒涜している」と非難した。

また東京を國(guó)際金融都市にするための特區(qū)制度活用や東京港を仁川、上海、サンフランシスコなどのような國(guó)際港に発展させることなどを目標(biāo)として挙げた。

20年東京オリンピック?パラリンピックの成功へ、経費(fèi)の徹底的な見直しに全力を挙げるとし、そのためには「仮設(shè)會(huì)場(chǎng)や既存施設(shè)の有効活用が不可欠だ」と強(qiáng)調(diào)。リオ?パラリンピックの閉會(huì)式に出席するため、再度リオ入りする際、仮設(shè)施設(shè)の狀況をしっかり見てきたいと明かした。（八牧浩行）

■筆者プロフィール：八牧浩行

1971年時(shí)事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長(zhǎng)、常務(wù)取締役編集局長(zhǎng)等を歴任。この間、財(cái)界、大蔵省、日銀キャップを務(wù)めたほか、歐州、米國(guó)、アフリカ、中東、アジア諸國(guó)を取材。英國(guó)?サッチャー首相、中國(guó)?李鵬首相をはじめ多くの首脳と會(huì)見。東京都日中友好協(xié)會(huì)特任顧問。時(shí)事総合研究所客員研究員。著?共著に「中國(guó)危機(jī)ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外國(guó)為替ハンドブック」など。趣味はマラソン（フルマラソン12回完走＝東京マラソン4回）、ヴァイオリン演奏。