2016年9月8日、中國メディア?易読財(cái)経によると、かつて「アジア四小龍」（香港、臺(tái)灣、シンガポール、韓國）と呼ばれた4カ國?地域は1970年代?90年代に飛躍的な経済成長を遂げ、アジアを一躍経済的に豊かな地域に押し上げたが、90年代には、「アジア四小虎」（タイ、マレーシア、フィリピン、インドネシア）と呼ばれた國々も同様に経済成長を遂げた。

1997年にタイから始まったアジア通貨危機(jī)により、四小虎は一夜にして危機(jī)的狀況に陥ることになり、経済的にも大きく後退。2008年のリーマンショックによってさらなる打撃を被ることとなったが、それから10年近い時(shí)間を経て、その四小虎が再び臺(tái)頭しようとしている。

東南アジア最大の経済國で、G20參加國でもあるインドネシアは、近年その経済業(yè)績に注目が集まっている。2014年の世界銀行の報(bào)告書では、購買力平価（PPP）を基準(zhǔn)にすると韓國やシンガポールを超え、世界上位10カ國の経済を擁しているとされ、IMSリサーチも2015年に、「2年以內(nèi)にGDPが1兆ドルを超える」と予測している。

タイは東南アジア第2の経済國で、1999年頃から経済が復(fù)興しつつある。內(nèi)外需とも低迷し、経済成長も不確定要素は殘るが、2015年の成長率は2．8％で、2016年もGDPは3．1％成長になるとタイ中央銀行は予測している。失業(yè)率は1％と低く、7月の消費(fèi)者物価指數(shù)は前年から0．1％増加にとどまっている。

マレーシアは、世界的にも重要な新興國市場となっている。アジア通貨危機(jī)とリーマンショックが打撃となったが、徐々に経済が回復(fù)しつつあり、マレーシア経済は2015年には5％の成長を遂げている。ナジブ?ラザク首相は、諸外國は不景気でもマレーシア経済は基本的に安定しているとし、2016年も4?4．5％成長になる見込みだとしている。

フィリピンは、他の四小虎と比べても、とりわけ重要な新興市場と目されている。中國やインドを除くと、アジアで最も経済成長の著しい國で、2014年の経済成長率は6．1％で、2015年は5．9％。アジアでは中國の7．4％に次いで高い水準(zhǔn)にある。世界銀行のジム?ヨン?キム総裁はフィリピン経済について、「アジアの次なる“経済的奇跡”になる可能性がある」と発言しており、さらに「中國に代わる存在になる」と予測する専門家もいる。（翻訳?編集/岡田）