2016年9月15日、中國(guó)之聲によると、河南省鄭州市でマンションの30階の部屋にいる妊婦が産気づいたものの、運(yùn)悪くエレベーターが一時(shí)的な停電で使えないという騒動(dòng)があった。

醫(yī)師の劉（リウ）さんは、その事実を現(xiàn)場(chǎng)に向かう救急車(chē)の中で知った。病院への搬送が必要だと判斷した劉さんは、看護(hù)師の女性1人とドライバーの男性1人、家族らの手もかりながら、擔(dān)架に乗せた妊婦を30階から1階まで運(yùn)んだ。

階段は狹く、進(jìn)むスピードも遅かったため、30分以上かかった。1階に到著したころには劉さんらスタッフは全員汗だくでくたくたになっていたというが、それでも妊婦をすぐに救急車(chē)に乗せ、病院に搬送したという。

ネットユーザーからは「心が溫かくなった」「素晴らしい醫(yī)療道徳だ」「皆さん、お疲れさま！」とたたえる聲が相次いだ。また、「別料金を請(qǐng)求したんじゃないか？（※中國(guó)の救急車(chē)は有料）」というコメントに対しても、「たとえ別料金を請(qǐng)求したとしても感激に値することだ。30階から人を階段で運(yùn)ぶなんて、並大抵のことじゃない」といった聲が寄せられている。

このほか、「建物のオーナーは反省すべきだ」「予備電源もないの？」といった指摘も寄せられている。（翻訳?編集/北田）