2016年9月15日、韓國?朝鮮日報(bào)は、海外旅行に出掛けた韓國人観光客が、現(xiàn)地の韓國人ガイドによるぼったくりなどの被害に遭っていると伝えた。

近年の海外旅行ブームに乗り、昨年海外旅行に出掛けた韓國人は1931萬人に達(dá)した。しかしこの裏で、現(xiàn)地ガイドと旅行者間のトラブルも急増している。韓國消費(fèi)者院の資料によると、韓國の旅行會(huì)社を通した海外旅行に関する被害救済の申請は12年に426件だったが、以降毎年増加し15年には759件、今年は上半期だけで445件に上っている。インターネットの掲示板などには、特に現(xiàn)地ガイドから不當(dāng)な要求をされたと訴える聲が多い。

今年7月、國內(nèi)の大手旅行會(huì)社を通じてフィリピン?ボラカイ島へ家族旅行に出掛けた會(huì)社員のキムさん（女性?25）は、現(xiàn)地の韓國人ガイド（30）によって夏休みを臺(tái)無しにされた。このガイドは「パッケージ商品を利用した旅行者がオプショナル商品を買うのは禮儀だ」と主張し、スキューバダイビングやストーンマッサージなどのオプションを通常の5?7倍の価格で買わせた。また「もしよそで安く買ったら、旅行の間じゅう顔を合わせにくくなるはず。ボラカイ島はとても狹い島だから気を付けろ」と脅してきたという。キムさんはソウルの旅行會(huì)社に抗議したが、「うちのサイトでは良い評価のコメントも多い。気に入らないなら消費(fèi)者院に申告しても構(gòu)わない」と開き直られたという。

こうした実態(tài)について専門家は、事前に詳しく調(diào)べず半ば衝動(dòng)的に安い商品に飛び付く消費(fèi)者にも問題があると指摘する。漢陽大観光學(xué)部のイ?ヨンテク教授は、「旅行會(huì)社も安い商品ばかりを開発し、オプショナル商品やチップで収益を補(bǔ)おうとする悪循環(huán)につながっている」と述べた。

これについて韓國のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。

「こんなのガイドじゃなくて泥棒だ」

「ボラカイ島は狹いから気を付けろって？チンピラか強(qiáng)盜か？」

「入れ墨を見せつけて、組織の出身だと言ってきたガイドもいるよ」

「韓國人をだますのは現(xiàn)地の韓國人。売ってる物の値段も相場の2倍がほとんどだね」

「ガイドがそこまでしないと稼げない構(gòu)造を改善しない限りは難しい」

「多少高くても、ノーショッピング、ノーチップの商品で旅行に行くべき」

「いまだにパッケージツアーで行ってるの？」

「韓國の旅行會(huì)社がこういう構(gòu)造をつくり上げた」

「ガイドを告発する窓口を設(shè)けて、國の恥をさらすやつらを刑務(wù)所に入れるべきだ」

「今どきフィリピンなんかに旅行に行くこと自體がまともじゃないと思うけど？」

「現(xiàn)地ガイドはどんどんチンピラ化してるように思う。昔はそこまでじゃなかった」（翻訳?編集/吉金）