2016年9月21日、韓國?國民日報などによると、韓國の樸槿恵（パク?クネ）大統(tǒng)領(lǐng)が地震被災(zāi)地を初訪問した際に撮られた1枚の寫真が騒ぎを巻き起こしている。

樸大統(tǒng)領(lǐng)は20日、今月12日から相次ぐ地震により被災(zāi)した南東部の慶尚北道慶州市を地震後初めて訪問、被災(zāi)者を激勵するとともに、復(fù)舊に向けた全面的な支援を約束した。韓國メディアは20日夕刻から寫真も交えこれをこぞって報じたのだが、このうち京郷新聞が21日朝刊1面（インターネット版では20日）に掲載した寫真説明が問題の火種となった。

寫真は、復(fù)舊作業(yè)に當(dāng)たる大勢の市民に対し、樸大統(tǒng)領(lǐng)がやや前のめりに腕を伸ばし手を取り合おうとする場面。大統(tǒng)領(lǐng)が不安定な姿勢で腰を支えられているのは、市民らとの間に大量の泥があるためだ。京郷新聞はこれを、大統(tǒng)領(lǐng)が「泥を踏んで（靴に）付かないように」したためと説明した。

一方、大統(tǒng)領(lǐng)府は同紙の報道內(nèi)容を全面否定、當(dāng)時現(xiàn)場にいた鄭然國（チョン?ヨングク）報道官は「樸大統(tǒng)領(lǐng)が握手しようと近づいたら、住民らが『復(fù)舊のための土なので踏まないでください』と言ったため、土を間にして握手した」と事情を説明した。また、同紙の報道を「深刻な事実歪曲（わいきょく）」と指摘、「被災(zāi)現(xiàn)場を訪問している狀況を勘案するに極めて遺憾だ」とした。

京郷新聞インターネット版の寫真説明は21日に一部修正されており、「瓦の補修作業(yè)に使われる泥を踏まないように」との內(nèi)容が加えられたとみられる。

これについて、韓國のネットユーザーからは「メディアがふざけるのは今に始まったことじゃない」「クズメディアは韓國から一掃しよう」「記事を書くなら事実をきちんと把握してから書かないと！」「メディアの橫暴は深刻だ」「情けないなあ。被災(zāi)地での大統(tǒng)領(lǐng)の行動を巧妙に歪曲して伝えるなんて」など、誤った報道を批判するコメントが數(shù)多く寄せられている。

一方で、「これは住民のミスだよ」「寫真の住民こそ土を踏んでるように見えるが」「それでいて靴が泥に埋まったら怒り狂うくせに」「どうでもいいことを『深刻な歪曲』とは、まともじゃない」「ハンバーガーもフォークとナイフがなければ召し上がらないという大統(tǒng)領(lǐng)のことだから…」「普段の行いが駄目だから誤解されるんだ」などの意見もあった。（翻訳?編集/吉金）